『スプートニクの恋人』を読んで

記憶している限りでは初めての村上春樹作品『スプートニクの恋人』 壮大なファンタジーであるとともに、読んだ後にズッシリと重たいものを持たされた気持ちになります。 ----- [スプートニク] 1957年10月4日、ソヴィエト連邦はカザフ共和国にあるバイコヌー…

『企業文化をデザインする』を読んで、文化は一人一人がつくっていることを学ぶ

『企業文化をデザインする』を読みました! カルチャーは作り出そうというものではなく、すでにそこにあるものであり、 それを良しとするのか、はたまた変えていくのかを、 自分達がありたい方向と照らし合わせて考えて決めて行動していくことが、 企業文化…

『新装版 真説「陽明学」入門』を読んで、ポスト資本主義社会に必要な考えを学ぶ

『新装版 真説「陽明学」入門』を読みました! 安岡さんの陽明学の本が難しくて積読していたところ、 こちらでグロービスの必読書として記されていたのででこの本を読みました。 https://bookplus.nikkei.com/atcl/column/052400072/122600033/ この本は1)王…

『志を育てる』を読んで、悩むと考えるの違いについて知ることができた

『志を育てる』を読みました! 志とは、 「一定の期間、人生をかけてコミットできるようなこと(目標)」 と定義されており、 まさに、今ブラッシュアップをしているOKRのObjectiveと同義だなと思いました。 OKRのOも志も「いきなり設定しましょう」と言われ…

『答えのない世界を生きる』を読んで、文化系学問を追求しているみんなへのエールを感じた

『答えのない世界を生きる』を読みました! これは出口さんがYoutubeの公演でおすすめされていた本なのですが、何が正しいかは結果論だ、というのがすごく印象的でした。 行為が正しいかどうかは社会的・歴史的に決まる。美しいから美人と呼ばれるのではない…

『心理学的経営―個をあるがままに生かす』を読んで、組織において無秩序から秩序化そして無秩序化の動きの重要性を知る

『心理学的経営―個をあるがままに生かす』を読みました! これはリクルートの創業メンバーとしてSPIの元になるものをつくった大沢武志さんの本で、 PM理論や目標設定理論、ホーソン実験、知覚(感覚/直感)と判断(思考/感情)など、フレームワークも多く記され…

『限界費用ゼロ社会 〈モノのインターネット〉と共有型経済の台頭』を読んで新しい経済の仕組みが必要な理由を知る

『限界費用ゼロ社会 〈モノのインターネット〉と共有型経済の台頭』を読みました! この本では封建制度から遡ってなぜ資本主義というシステムが生まれたのかを コミュニケーション/エネルギー/輸送 のキーワードとともに振り返ることができました。 中でも…

『無心ということ』を読んで、このままだけどこのままじゃいけない、そんなことについて考えた

『無心ということ』を読みました! 成長したくないからやってない、これは矛盾していないのでOKです。 成長したいからやる、これも矛盾していないのでOKです。 やっかいなのは、成長したいけどやってない、というもので、 これは言葉と行動が合っておらず、…

『空白の桶狭間』を読んで、秀吉と信長の関係性から今の時代にも通じることを学ぶ

『空白の桶狭間』を読みました! 作者の想像力の豊かさが印象的で、 「信長が圧倒的な兵力の今川義元を破った戦い」 の裏側で本当にこんなことがあったのかもしれないと思わされました。 意外と今の時代にも通じるような教訓もあり面白かったです。 ・嫁と子…

『両利きの経営』を読んで、イノベーションのジレンマの言葉の意味が変わった話

『両利きの経営』を読みました! 組織は探索にて見つかった市場に対して深化を進めていき、わかっていつつも成功を追い求める結果、新しい探索にリソースを割くことができなかったり、同じ指標で新しい探索を捉えてしまい、衰退してしまうことが歴史上わかっ…

『ビジョナリーカンパニーZERO』を読んで、偉大な企業のリーダーシップについて理解を深める

『ビジョナリーカンパニーZERO』を読みました! 偉大な企業とは「業績」「影響」「評価」「持続性」がある組織であり、 偉大な企業をつくるために「リーダーシップ」「ビジョン」「戦略」「イノベーション」「卓越した戦術の遂行」が不可欠な要素となり、 そ…

『ヒューマン・キャピタル・マネジメント―アーサーアンダーセンの提唱する組織・人材戦略』を読んで、ヒューマンキャピタルの語源を知る

『ヒューマン・キャピタル・マネジメント―アーサーアンダーセンの提唱する組織・人材戦略』を読みました! ヒューマンキャピタリストと名乗っているわりに、 ヒューマンキャピタルとは何かよくわかっていないところもあったため、 Amazonで目についた本を読…

『サステナブル資本主義 5%の「考える消費」が社会を変える』を読んで、消費者でもあり労働者でもある自分自身が資本主義を作っていることに気づく

『サステナブル資本主義 5%の「考える消費」が社会を変える』を読みました! 学ぶポイントはたくさんあったのですが(資本主義の仕組みを知らなさすぎるので)、特に以下2点、印象に残りました。 ①資本主義もスタートアップも複雑な物事をシンプルに捉え、シ…

『安岡正篤・中村天風の帝王学―「人の上に立つ者」はかくあれ!』を読んで、帝王学についての全体像を知る

『安岡正篤・中村天風の帝王学―「人の上に立つ者」はかくあれ!』を読みました! 安岡正篤さんと中村天風さんの話をその弟子の著書2名がまとめている本なので、 やや又聞き感があるものの帝王学についての全体感を知ることができました。 中でも、安岡正篤さ…

『インスタグラム:野望の果ての真実』を読んで、わからないからこそ理解する努力をする、そして最終責任をとることの重要性を感じる

『インスタグラム:野望の果ての真実』を読みました! インスタグラムの本なのでややインスタグラムに寄った話ですが、 これだけ価値観が違う(むしろ真逆)チームが同じ企業体としてやれてきたのは、 インスタグラムがこだわりを主張し、それをフェイスブック…

『ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則』を読んで、ビジョンを本当に実現したいなら「こうなりたい」ではなく「こうならざるを得ない」ということ

『ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則』を読みました! ビジョナリーカンパニー1では後世に残る会社(ビジョナリー・カンパニー)の特徴が記されているのに対し、 ビジョナリーカンパニー2ではビジョナリーカンパニーになる前の、グッドからグレイトな…

『NEXTOKYO 「ポスト2020」の東京が世界で最も輝く都市に変わるために』を読んで、改めてポスト2020の世界について考えた

『NEXTOKYO 「ポスト2020」の東京が世界で最も輝く都市に変わるために』を読みました! 2017年に東京の街を今後どのようにデザインするのが良いかを記されている本で、 想像力を掻き立てられた一方で、 なかなか思うようにはいかないもどかしさを感じました…

今の日本のBSを改めて調べた

●令和3年国家予算 ・2021年度予算案の国の一般会計歳出歳入は106.6兆円 ┗歳出は社会保障35.8兆円(33.6%)、国債費23.8兆円(22.3%)、地方交付税交付金等15.9兆円(15%) ┗歳入は所得税18.7兆円(17.5%)、法人税9兆円(8.4%)、消費税20.3兆円(19%)、公…

『世界史を創ったビジネスモデル』と『孫正義 300年王国への野望』から長く続く組織のキーワードは多様性であり、予測を当てるのではなく対応することに意味がある

『世界史を創ったビジネスモデル』を読みました! ビジネスモデルといっても、お金の流れやステイクホルダーとの関係そのものというよりは、その根本にある共通点を導き出すことの重要性から、 ・500年続いたローマ帝国から「多様性の確保」と ・大航海時代…

『美学への招待』を読んで、美とは作り出すものではなく結果論であるということがわかった

同僚のデザイナーに紹介してもらった『美学への招待』を読みました! 藝術の本領が美にあり、その美は感性的に認識される この一文に全てが集約されていると思います。 美は作り出されるものというよりは、恵として与えられる」 と文中にもあるように、作者…

『四書五経入門』を読んで、人の使命はそのままの自分自身を捉え、全うすることだと思った話

スタートアップの経営陣が『大学』を読んでいるということを伺い、まずは『四書五経入門』を読みました! 四書:論語、孟子、大学、中庸 五経:書経、易経、礼記、詩経、春秋 それぞれどんな内容なのかを著者竹内照夫さんの目線で記されているのがこの『四書…

『最強のシナリオプランニング: 変化に対する感度と柔軟性を高める「未来の可視化」』から、環境分析から未来の予測をすることの重要性を知る

『最強のシナリオプランニング: 変化に対する感度と柔軟性を高める「未来の可視化」』を読みました! これは2013年に出された本なので、 2011年の東日本大震災から2016年の電力小売自由化に向けて電力業界がどうなっていくのかといった話や、 2008年日本に上…

『人類とイノベーション: 世界は「自由」と「失敗」で進化する』を読んで、生産されたものを消費することへの違和感を抱く

『人類とイノベーション: 世界は「自由」と「失敗」で進化する』を読みました! これはTakramの田川さんが読まれたとtwitterで拝見したのをきっかけで読んでみることにしました。 エネルギー、公衆衛生、鉄道、食料、ローテク、通信とコンピュータ、先史時代…

『失敗を語ろう。「わからないことだらけ」を突き進んだ僕らが学んだこと』を読んで、スタートアップのリアルを知る

『失敗を語ろう。「わからないことだらけ」を突き進んだ僕らが学んだこと』を読みました! マネーフォワードの創業2012年は自分が大学院に進学した年で、 勝手ながら自分の社会人生活とマネーフォワードの成長を照らし合わせることができ、辻さんの本はより…

『禅と日本文化』を読んで、”そのまま”みることの重要性を学ぶ

『禅と日本文化』を読みました! これは昭和15年(1940年)鈴木大拙さんが外国人に禅を通して日本人についてを伝えるために書いた本で、 『そのまま あるがまま as it is 暮らしにお茶を』で紹介されていたことから読みました。 真珠湾攻撃が1941年なので戦争…

『私はいくら? あなたの価値はたったひとつの「数式」で決まる』を読んで、BS無形資産の内訳を考える

『私はいくら? あなたの価値はたったひとつの「数式」で決まる』を読みました! まずは共通知識として以下引用します。 <引用> ・「ファイナンスとはモノの価値を評価する方法」 「時価総額の高い企業には、ライバル企業より良い人材がそろっている」なぜ…

『RANGE(レンジ)知識の「幅」が最強の武器になる』を読んで、幅広く知識をつけて考えることの重要性を知る

『RANGE(レンジ)知識の「幅」が最強の武器になる』を読みました! さすが、幅の広さの重要性を示す本なだけあって、アスリートから研究者、ベンチャーキャピタリスト、ゴッホ、任天堂横井軍平など、 幅広い事例から幅の広い知識の重要性を示されていました。 …

『リーダーシップ論』を読んで、2年前からリーダーシップを体得していることに気づく

『リーダーシップ論』は2019年に読んだのですが、 そのときはリーダーってメンバーのための行動が多すぎて、一生懸命メンバーのことを思ってやった行動も抵抗されたりして、報われないなあ という印象が強かったですが、 今回読み直してポイントは以下2点だ…

『後世への最大遺物』を読んで、一人一人が一生懸命生きることの重要性を感じる

『後世への最大遺物』は明治27年にキリスト教徒第六夏期学校での内村鑑三の講和が記された本で、今読んでも素晴らしい内容ですが、 『デンマルク国の話』もすごくよかったです。 今、ここにあるものに目を向けて、 一人一人が一生懸命生きることそのものが後…

『幻の総合商社 鈴木商店―創造的経営者の栄光と挫折』から、後世に残る会社を作ることの意義を感じた話

『幻の総合商社 鈴木商店―創造的経営者の栄光と挫折』 を読みました! これは軽工業から重化学工業へと移り変わった明治から大正にかけて、 短期間で三井物産の年商を超え、そして倒産した鈴木商店ならびに番頭金子直吉さんの話です。(1989年初版) 日商岩井…