ICOカンファレンスに行って思うこと

クラウドファンディングは調達する人と投資する人の間でメリット享受がされる縦の関係しかないと思うんですが、この点において、VALUやタイムバンクも同じなのではと思います。

 

なぜなら、最近芸人の西野さんが出したレターポットも含めて、VALUやタイムバンクは、あくまでそのアプリ内での売買に過ぎず(そこで得た利益を元手に新しく投資をする人もいるかもしれませんが)、ほかのマーケットへの影響は間接的でしかないから。


一方株式での取引はセカンダリーマーケットがあり、売買指標も均一化されている。
ICOはまだセカンダリーマーケットが確立されているわけでもないので、仮想通貨を発行しても使い道に困るため、クラウドファンディング的な使われ方をするんじゃないかな、、、と思いました。

 

 

ただ、人、モノ、金の良し悪しの基準が大きく変わるタイミングであることは間違いないと感じます。


具体的には、重厚長大から軽薄短小と言った"今"にポイントに置く時代から、”過去から今”、”2次元とリアル”など時間や空間を掛け合わせて物事の良し悪しを判断できるようになる。
そうなると、"今"いいものが"今後"いいものだと言えること自体、不確実性が高くなり、そもそもどの切り口で良し悪しを判断するかという"枠組みの決め方"が肝になりそうだと思います。

 


私たちの仕事に置き換えると、個人の"良いキャリア"を提案するにしても、良いキャリアの定義は"社会的にいい"というより個人に属するようになるのかなと思うので、もっともっと勉強して切り口の引き出しを増やさないと淘汰されていくな、、、と感じました。