「なめらかなお金がめぐる社会」を読んで

家入さんの「なめらかなお金がめぐる社会」を読んでポイントを以下に記します。


・良い社会の定義「経済的というよりも、精神的に持続可能な社会」
└行き過ぎた資本主義への反動やSNSによる小さなクラスタによって、全体から個人へ、競争から共存へと移行していく
└だから「小さな経済圏」をつくる=CAMPFIRE、ポルカ

 


上記見解から、VALUやタイムバンクなどといった個人の時間や個人そのものをフューチャーしたサービスの台頭の背景は容易に想像がつくものの、家入さんは1つおもしろい懸念を示唆されていました。
それは、”評価が低い人からどんどん切られていってしまうからこそ何をするにしても「いい人でい続けないといけない」という同調圧力が働く”ということです。
つまり個人と社会はどう頑張っても切り離せない関係にある以上、いくら個人の信用や個人の時間を可視化したところで、社会との関係が切れたわけではないところが、今の限界であり、おもしろい部分だと感じました。

 

だからといって、既存のサービスでいいかというとそうでもなく、
社会にも企業にも個人にもプロダクトライフサイクルという概念が存在し、それぞれが歯車のように止まることなくまわり続けているのであれば、変化し続けること他ならないと思います。

 

 

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