「革命のファンファーレ」そして「人生の勝算」を読んで

かなり、かつ今の時代に即した内容で、自分の頭を整理し、前に進むためにもここに感想をまとめます。

 

西野亮廣さんの『革命のファンファーレ』

・情報革命によって「距離や時間に結びついていたいくつかの仕事もなくなる」
→お金の支払い方も時給という概念はなくなりますし、

そもそもお金が価値指標とするなら、

お金=現金という考え方はもはや存在しなくなり、

ここにビジネスチャンスが生まれるんだなーと思いました。

 

・人気と認知の違い
└「”嘘をつかない”ということは、”自分の意志を明確に表明する”ということ」そのためには自分の意志を明確に表明できる環境を作っておく必要がある。なぜなら「感情は環境に支配されるから」
→上記でいう”嘘をつかない”はどちらかというと自分に正直でいなさい、

そうすると信用を得て、お金を払ってくれるファンが増えるという意味だと思いますが、

文章にすると小さいときに言われてきたような当たり前のことなんですが、

それがなんで当たり前じゃなくなってきたのかというと西野さんは環境要因を上げられている。

おそらく今までは何らかの情報を発信する場所の大半がテレビだったので、

テレビ向けに、好かれるように立ち振る舞うことが推奨されていたが、

今ではどんな情報を誰にいつ届けるかによって手段を選びやすくなっている。

だからこそ、当たり前のことを当たり前にできる人が強いんじゃないかなと思いました。

 

・「良い作品を生むなんて当たり前の話で、それだけでは、まだスタートラインにも立てていない」「お客さんの手に届くまでの導線作りも、作品制作の一つだ」
→万年最下位だったDeNAクライマックスシリーズを決めすぐに、

DeNAVSソフトバンクのHPがアップされましたが、

チケット購入までの導線が本当にいけていない。

というのも、

パッと見DeNAクラブの会員にならないとチケット購入できない風になっているし、

会員にならなくてもよいページにたどりついてもチケット購入できるのはCS決定日から2日後、、、

これじゃあせっかくDeNAVS広島の試合で感化されたにわかファンは99%離れる。
普段スポーツを見ていなかった人がわざわざHPにアクセスした千載一遇のチャンスだからこそ、

盛り上がっている気持ちをその場限りではなく、次のアクションを起こさせる仕掛けをつくっていてほしかったです。

 

 


◎西野さんが本でもお勧めされていたSHOWROOM前田さんの『人生の勝算』を併せて読みました。

まず、、、西野さんの文章は口調や選ばれる言葉の端々から「”俺”感」が強かったんですが、前田さんは柔らかい文章を書く人だと感じました。


内容を読んで、今までは幼少期の苦労話ならびに学生時代のバンドの印象が強かったものの、この本を読んでかなり前田さんの印象が変わりました。
具体的には、就活やUBS時代など、ある種勝ち方が決まっている者に関しては、

当たり前のことを当たり前に、徹底的にやり続けて(普通の人はここで挫折する)、

かつそれを人の倍の量することで他者と圧倒的な差を生み出してこられた。

 

そんな前田さんが勝ち筋もない、良くも悪くも明確な他者もいないSHOWROOMで挑戦をしている姿が、勝手ながらNJと志水さんの姿とリンクしました。