この本のテーマはずばり、「本物(Authenticity)」でした。
◎主題
「「本物」は、夢(DREAM)の組織の六つの原則の「すべて」を貫く概念と言っていいだろう」
◎「本物の組織」の特性
・企業のアイデンティティが一貫してその歴史に根差している
・社員が、企業が支持する価値観を行動で示している
・企業のリーダー自身が本物である
◎Authenticity(本物)の意味
「その起源に議論の余地もないこと」
オクスフォード英和辞典より
本物の組織をつくるには、組織のメンバーの私たち自体が本物である必要があると思います。
何を持って本物か、何を本物とするか、は個々人の解釈に委ねますが、
上記の「議論の余地もないこと」はすごく理にかなっているし、そこを目指して行動していきたいと思いました。
あと、後半部分は”仕事の意義”に関しても面白い概念が書かれていて、
社会哲学者アラン・ド・ボトンの言葉より
「喜びを増すか、苦痛を減らせば意義が生まれる」
とありましたが、
喜びを増すために苦痛を伴うと思うんですが、
苦痛を減らすためにも苦痛は伴うと思いますし、
どうせ苦痛を伴うなら喜びの数が増えるように行動したいなと思いました。