「藤原先生、これからの働き方について教えてください」と「センスは知識からはじまる 」からみる、ジュニアからミドルへの変遷方法

今年が終わる前に、今年読んだ本を勝手にレビューしていきます。

社会人4年目、もうそろそろ若手じゃないという人への共感をこめて、、、

 

<「藤原先生、これからの働き方について教えてください」の概要>

・1万時間かけると100人に1人の人材になり、それが複数あればあるほど希少性が高まる(1日10時間労働×20日×12か月=2400時間/年なので、少なくとも100人に1人の人材になるまで4年かかる)

・これから必要となる能力は情報収集能力ではなく、情報編集能力

 

年収アップしたい、自由に働きたい、ワークライフバランスを取りたい、子育てしたい、成長したい、、、

などなど人間の欲求は様々なものがある中で、

それを手に入れるためにはレアカードになるしか方法はないと思います。

 

私たち一般人は類稀な才能があるわけではないので、

1領域だけでタレントになろうとするのではなく、

様々な領域でスキルをつけていくことで結果タレントになる

というタレント化構想の根本的なところを思い出させてくれました。

 

 

その中で、"タレント性"と"センスの良さ"って相関関係がありそうで、

センスの良さに関してちょうど良い本があったので併せて紹介します。

 

くまもんデザイナー水野学さんの「センスは知識からはじまる 」より、

センスの良さとは、

数値化できない事象のよし悪しを判断し、最適化する能力である

と記載がありました。

 

”センスがいい”という状態は

天才的で持って生まれたものという印象が強いと思いますが、実は後天的で、

数値化できない事業の良し悪しを判断できないといけない、

つまり、AとBとの差異によって”センスの良さ”は判断されることを鑑みると、

Bしか知らない人にセンスの良さは語れないと思いました。

さらに言うと、何と何を比べるか、センスが問われるところですが、

一番手っ取り早いのは

感覚的に普通(自分の考え)と普通じゃない(他人の考え)って何が違うのかな

ということを考えるところからだと思います。

 

 

藤原さんと水野さんの本からわかることは、

希少人材になるために、努力しましょう

ということなのかもしれないですね。

つまり、、、”千里の道も一歩から”ということですね。

 

ビジネスにおいても

時流に乗っかるセンスのよさや人を見極めるセンスって重要だと思いますが、

スキルがあってもセンスがない人ってなんでなのかな、、、

と考えた一つの解として

"意思決定から離れている"ことが起因しているのではと思いました。

 

センスを磨くためには自分自身で考えるだけではなく、

自分の考えを壁打ちできる機会をつくり、

それをボランティアではなく、ちきんとお金をもらえる仕事にする。

そんな年にしていきたいですね。