ナイキ創業者、フィルナイトの生涯を描いた「SHOE DOG」を読みました。
映画にでもなりそうなストーリー仕立てだったので、
スポーツビジネス関係者と話をする時のネタになりそうだなと思いましたが、
個人的にピックアップしたい文章は以下です。
ルールを守ったことでなく、ルールを破ったことが人々の記憶に残る
文章の中でも幾度となく取り上げられている言葉で、
良くも悪くもルールを破ってきた人が名を馳せてきたことがこの本でも書かれていました。
これは単に"歴史上の人物の話"で終わらず、私たちの社会においても学び多い部分だと思います。
というのも、学生時代はルールを守ることが正とされ、
社会人になってルールから外れることが美学であり、
他者との差別化要因として評価されることも往々にしてあり、
皮肉にもルールを守ってきた人は記憶に残り辛いことってあるなと思いました。
ただ、だからといって”ルールを破ろう!”というのではなく、
スポーツにはそれぞれ異なるルールがあるように、
ビジネスでも戦う土俵が変わればルールも変わるので、
その時々のルールを理解して、自分の持つ力をどう生かすか意識していかなければいけないなと思いました。
スポーツのルールに関して、私が大学院時代に論理的思考へと覚醒させていくれた亡き恩師広瀬一郎先生のスポーツマンシップ論は本当に筋が通っていて面白いので、
スポーツ好きはもちろん、そうでない方も「スポーツマンシップとは?」
という問いに答えられない方はぜひご覧ください!