『現代社会はどこに向かうかー高原の見晴らしを切り開くこと』と東大総長の告辞からみる、自分の”生き方”について
メルペイの青柳さんが東大総長の告辞とともに
『現代社会はどこに向かうかー高原の見晴らしを切り開くこと』をFacebookでシェアされていたので読みました。
やや概念的であるものの、どこかできいたことあるなっていう日本の過去から未来の話を書かれていてページ数も少ないのでさくっと読めます。
それぞれで2点面白いと思った点をピックアップしました。
未来へ未来へとリアリティの根拠を先送りにしてきた人間は、初めてその生のリアリティの空疎に気付く
『現代社会はどこに向かうかー高原の見晴らしを切り開くこと』より
実際、最近の世界情勢を見渡すと、何が真実かよりも、何が多くの人々の感情を揺さぶるかということがより重要視されているように感じます。まさに「ポスト・トゥルース」時代に突入してしまったと言えるのかもしれません
東大総長の告辞https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/b_message30_10.html より
世の中は大きく変わりつつあることは事実で
それはより早く、より楽に、より安くなっていて、
概念はどこまででも広がっていくように見えますが、
地球が”閉域”であり、地球上の話をしている以上、広がっているようで限定的で、
広げているようで実は区切っている(区切り方を変えている)だけだと思うんです。
この区切りが変わっているというのがポイントで、
今までは全員がまだ見ぬ未来のために同じ方向性で、同じ手段で、同じ速度で歩み続けていましたが、
モノが溢れ、いろんな価値観にいつでも簡単にアクセスでき、
産業分類に意味をなさなくなってきたので、
誰かが決めた区切りの中で上下を判断するのではなく、自分自身で価値基準を設定する必要があります。
頑張ればいつか楽しい未来が待っているという期待感にあふれたときであれば
今を犠牲にして闇雲に頑張ればよかったですが、今はそうじゃない。
今を今のために生きる。
誰かよりも幸せではなく、自分が何か幸せか考える。
現実と未来を行き来しながら、「自分はどう生きるのか」を問われているのだと思います。
そんな私はどう生きるかー
今期もそんな個人の幸せと社会の幸せを行き来していきたいと思いました。