スタートアップ成長記録⑨ 2019年1-3月のお話「私、イチメンバーから抜け出す」
スタートアップ成長記録⑧ではF社キーマンの退職やそれに伴う何名かの退職など、F社にとってはターニングポイントとなった出来事を書きました。
さて、今回はそんな外部環境の変化の中で、私自身の気持ちについて記します。
2016年に何もわからない/知らないところから一メンバーとして入社した私ですが、
いよいよ、2019年からは他の会社で言うリーダーのような立ち位置にきました。
F社はフラット文化が根深いため明確に役職を置いている会社ではないものの、
自分のチームを持ち、チームメンバーの数字の読みを追いかけ(ときには執行役員から詰められ)、
自分もストレッチの効いた数字を追いかける日々が続きました。
自分のチームがあるからといって、チームの数字が達成しなくても罰がない分、
数字が達成しても報酬はないなかで、
自分を律し、新メンバーの育成、既存メンバーのモチベーションを上げる(数字いくかいかないかは、スキルもさることながらモチベーションが起因していると思います)、、、
正直めちゃくちゃ苦しかったです。
その苦しさが数字にも現れ、この3ヶ月での決定人数はわずか1名、
過去みても最悪の四半期となりました。
自分なんかがチームのリーダーなんか務まらないし、
耳の痛い話をしないといけないし、
こんなつらい思いするくらいだったらリーダーなんかやりたくない
とずっと思っていました。
でも、じゃあ他に誰が務まるのか周りを見渡しても誰もいない。
だったら自分がやるしかないと奮起する日々でした。
もうここまでくると、スタートアップや社内の経営陣や社外の起業家が「好き」というよりは、
ただただ正義感だけが自分を突き動かしているんだと認識しました。
白髪も生えるくらい、
理不尽で腹がたつことばかりですが、
「ここで逃げたら負けだ」
という思いだけで立っている気がします。
どこまでこの思いがもつのかわかりませんが、
とりあえず、命がある限りやってみます。