『取材・執筆・推敲 書く人の教科書』を読んで、「自分のことばで考える」ことに納得した話

『取材・執筆・推敲 書く人の教科書』を読みました! これは『嫌われる勇気』や『20歳の自分に受けさせたい文章講義』の著者、古賀さんの本で、 ページも長いですが、それ以上にライターじゃなくてもためになることが満載でした。 この本を読んで、 私が社会…

『DXの思考法 日本経済復活への最強戦略』とテクノロジー権威者の話から、鍵は<アーキテクチャ>と<抽象化>にある

『DXの思考法 日本経済復活への最強戦略』を読みました! これは、1985年東大卒業後、2020年まで通産省にいらっしゃった西山さんの本で、 デジタルの歴史からネットフリックスといった企業の事例まで、いろんな角度からDXの”構造”を理解できる本でした。面白…

『最高の結果を出すKPIマネジメント』を読んで、KPIはシンプルに、CSFにはらしさをいれる

『最高の結果を出すKPIマネジメント』を読みました! すごく読みやすい本で、なるほどなーと思うのですが、 だからこそ、この本を読んで、今自分が関わっている仕事に置き換えないと流し読みして終わってしまうなと思いました。 -----以下メモ----- >KPIと…

『ヒトデはクモよりなぜ強い』を読んで、変えてもいいことダメなことについて考えた

『ヒトデはクモよりなぜ強い』を読みました! ほとんど見たままのクモに対し、 ヒトデには頭がなく、主な器官は腕の部分に複製され、腕を切り離すと新しい腕が生えることから、 ・中央集権的な組織をクモ ・分権的な組織をヒトデ に擬えて様々な企業の対比が…

『ウィニングカルチャー 勝ちぐせのある人と組織のつくり方』を読んで、仲間のプロデュースについて学ぶ

『ウィニングカルチャー 勝ちぐせのある人と組織のつくり方』 を読みました! 大きなポイントは、組織文化を変えるには無意識の領域に踏み込んで目に見えない価値観を意識し、言葉にして表出させ、新たに認識した組織文化を再び無意識の領域に落とし込む作業…

『そのまま あるがまま as it is 暮らしにお茶を』を読んで、今ここに在るものに目を向けることの大切さを学ぶ

『そのまま あるがまま as it is 暮らしにお茶を』 を読みました! (Facebookフォローさせていただいている)YeLL篠田さんが妹さんの本だとお薦めされていた本で、 あまり馴染みがなくそれであるが故に敬遠されがちであった茶室や茶道について、 4名の方との…

『未来を実装する――テクノロジーで社会を変革する4つの原則』を読んで、倫理とガバナンスの重要性を感じた

『未来を実装する――テクノロジーで社会を変革する4つの原則』を読みました。 テクノロジーの社会実装とは、テクノロジーの力によって社会を変えようとする営みであると同時に、社会の仕組みを変えることによってテクノロジーが活用される社会を作り出す営み…

『コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった 』を読んで、イノベーションの浸透について考えた

ひろゆきの『叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」』の中でお勧めされていた、 『コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった 』を読みました! 前半は海運業の改革を起こしたマルコム・マクリーンの話だったり、沖仲仕(船から荷物を荷揚…

『ビジョナリーカンパニー 時代を超える生存の原則』を読んで、自分の基本理念の言語化をしようと思った話

『ビジョナリーカンパニー 時代を超える生存の原則』を読みました。 同じくらい成功している会社の中でも、 後世に残る会社(ビジョナリー・カンパニー)とそうじゃない会社を比較し、 ビジョナリー・カンパニーの特徴を抽出されていて研究の手法としても勉…

『恐れのない組織――「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす』を読んで、心理的安全性は不確実性の高い組織で成果を出すための一要因だと思った話

『恐れのない組織――「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす』 を読みました! フィアレス(不安も恐れもない)組織とは、知識集約的な世界にあって、対人関係の不安を最小限に抑え、チームや組織のパフォーマンスを最大にできる組織のことで…

スタートアップ成長記録16 2020年9−12月 スタートアップで貴重な人材になったのに給料が上がらない問題について

スタートアップ成長記録15を7月に書いて以来、なかなか16が書けずにいました。 mai14.hatenablog.com 理由は忙しかったとか、いろいろありますが、9月の給与査定で給料が上がらずF社で働くモチベーションを見失っていたからです。 おいおい、いきなりネガテ…

『江副浩正』と 『起業の天才!―江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男』を読んで、リクルートの歴史を知る

前回ホットペッパーの話を読んで、改めてリクルートそのものについて知りたいと思ったことから、 『江副浩正』と 『起業の天才!―江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男』を読みました! mai14.hatenablog.com どちらも江副さんについての本で、そこま…

『Hot Pepperミラクル・ストーリー―リクルート式「楽しい事業」のつくり方』を読んで、戦略はやらないことを決めることだと改めて知った

『Hot Pepperミラクル・ストーリー―リクルート式「楽しい事業」のつくり方』を読んだのですが、 これは本を読む人の立場や役割によって見方が変わる本だと思います。 この本を読んで、自分が当事者として実行できることがあるのか、 なければ誰かに決められ…

『VCの教科書: VCとうまく付き合いたい起業家たちへ』を読んだら、なぜか組織における自身のポジショニングの話になった

『VCの教科書: VCとうまく付き合いたい起業家たちへ』 を読みました! 後半部分はかなり実践的な話だったので読み切るまで大変だったのですが、前半部分の 時がたつにつれて利益は同じ勝者に集まる 結局は限られた数の者しか競争に参加することが認められな…

『叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」』を読んで、できない人への優しい心を持ちたいと思った話

『叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」』 を読みました! 今何が起こっているのか、数字をもとに、 ひろゆきの考察がいろんなトピックスごとに要約されているので、読みやすい本だと思います。 情報を鵜呑みにせず、一次情報を取りにいった方が…

『13歳のきみと、戦国時代の「戦」の話をしよう。』を読んで、戦国時代をざっと振り返る

『13歳のきみと、戦国時代の「戦」の話をしよう。』 を読みました! 織田信長→豊臣秀吉→徳川家康 へと、フォーカスが移っていく様を戦いとともに描かれているので、 たくさんの戦いは書かれていないですが、 桶狭間の戦い →三方ヶ原の戦い →長篠の戦い →本能…

『信長の棺』を読んで、人間の想像力の深さを感じた話

仕事柄、より新しい情報・より新しい本を追い求めているんですが、 たまには過去を振り返る機会を作りたいなと思っていたところにおすすめいただいた一冊、 『信長の棺』を読みました! 織田信長の家臣であり、筆まめの太田牛一の視点で本能寺の変の後信長の…

『日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学』を読んで、雇用の”あたり前”の起源を知ることで未来をつくる

新年一発目、『日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学』を読みました! これは、「なぜ、学歴重視なのか」、「なぜ年功序列が生まれたのか」その理由が書かれている本で、人事、HRに関わるひとは歴史的な背景を知っておくべきだと思いますし、今の”…

『ファイナンス思考 日本企業を蝕む病と、再生の戦略論』を読んで、PL/BS/キャッシュフローの違いを理解する

『ファイナンス思考 日本企業を蝕む病と、再生の戦略論』を読みました! “PLじゃなくてBSで考えよう” みたいなこと言われたとき、恥ずかしながら ”ファクトの数字のみならず、競争優位性やその企業独自の価値が何かを考えればいいんだろうな”、 みたいに思っ…

『ハーフ・ザ・スカイ――彼女たちが世界の希望に変わるまで』を読んで、男とか女とか関係ないという人にまずは読んで欲しいと思った

『ハーフ・ザ・スカイ――彼女たちが世界の希望に変わるまで』の詳細がアップできていなかったのでアップします! ”これがフィクションだと思いたい“ あまりに惨虐で、目を逸らしたくなるエピソードばかりで、 読めば読むほど自分の無力さを突きつけられ、 何…

2020年読んだ56冊をまとめてみた

2020年ほぼ毎週本読もうと意気込んでいたんですが、その結果、56冊読んでいました! せっかくなので「冬休み本読みたいけど、どんな本読んだらいいか分からん」という人向けに以下カテゴリーでまとめてみました 【経営】 経営_全般 7冊 経営_採用 2冊 【スタ…

『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』を読んで、被雇用者として給料をあげる方法について考えた

『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』を読みました! まずはこの本の重要なポイントのサマリです。 ●給与の決め方 ①必要経費方式 ②利益分け前方式 があり、 日系企業は①必要経費方式が多く、この場合、給与の金額は努力差でも成果でもなく、 「生…

『キリンビール高知支店の奇跡 勝利の法則は現場で拾え! 』を読んで、勝ち癖のあるチーム作りについて学ぶ

『キリンビール高知支店の奇跡 勝利の法則は現場で拾え! 』を読みました! これは、営業成績最下位クラスの高知支店を立て直し、後にキリンビール副社長になられた田村潤さんの本です。 1907年創業後、1954年にシェア1位を取ってから圧倒的地位を確立したキ…

『経営戦略原論』を読んで、「自分の方法論の骨格」を作る上でのインプットが出来た

『経営戦略原論』を読みました! いわゆる経営学部で学ぶ理論をざっとおさらいできる本だったのですが、さすが、起業もされ、ユーザベース、ラクスル、ユーグレナ、五常・アンド・カンパニーで取締役もされている琴坂先生らしく実務的なお話もあり、すらすら…

『Au オードリー・タン 天才IT相7つの顔 (文春e-book)』を読んで、自分だからできることの美しさに目を向ける

『Au オードリー・タン 天才IT相7つの顔 (文春e-book)』を読みました! この本は台湾のデジタル担当大臣オードリー・タンについて幼少期から直近のコロナウイルス対策に至るまでのエピソードとともに人となりについて理解をすることができました。 注目すべ…

『エンジェル投資家 リスクを大胆に取り巨額のリターンを得る人は何を見抜くのか』を読んで、自分の仕事についてかんがえた

『エンジェル投資家 リスクを大胆に取り巨額のリターンを得る人は何を見抜くのか』 を読みました! これは自身も起業/売却経験があり、Uberなどのスタートアップに初期投資をしたエンジェル投資家ジェイソン・カラカニスの本で、 2018年発行でシリコンバレー…

『なめらかな社会とその敵』を読んで、複雑な世界を複雑なまま生きることの自由について考えた

『なめらかな社会とその敵』を読みました。 哲学、生物学、数学、物理学、金融など幅広い知識にて世の中を捉えられており、物事の視点の広さに理解が追いついていないものの、 重要だと思ったポイント3つ挙げます。 ①なめらかな社会とは ②PICSYについて ③自…

スタートアップ成長記録番外編:「成長するスタートアップで働くとなぜ自分も成長するのか」について考えた

仕事柄、 「なぜ、成長するスタートアップに入社するべきか」 を転職を考えている人に話をするのですが、 直近新しくF社に入社した人に口で説明する機会があったり、 少し前にDCM原さんが以下のようなnoteを出されたこともあり、 note.com 「成長するスター…

『孫子』を読んで、”勝つ”という言葉の意味について考えた

戦略について考える必要があったのでまずは『孫子』を読みました! 孫子の兵法と聞くと戦うことが前提のように感じ、 そもそも戦わないという選択肢がないように感じていたのですが、 孫子には以下3つの特徴があり、 そもそも戦争が長びいて国家に利益がある…

『永守重信の人材革命 実践力人材を育てる!』を読んで、結果を出して自分のスタンダードを示すことの必要性を学ぶ

『永守重信の人材革命 実践力人材を育てる!』を読みました! 「学歴だけではない、社会で活躍できる実践力のある学生を育てる」 恥ずかしながら京都学園大学から京都先端科学大学へと名前を変えて130億円以上の私財とともに大学教育改革を行われていることを…