『20億人の未来銀行』を読んで、外注するものと内製するもの

『20億人の未来銀行』を読みました。
 
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モザンビークで決済サービスを立ち上げた合田さんのお話で、海外で0からサービスを作った背景、どんな風に仕事を進められてきたのかエピソードが書かれているので読みやすいものになっていました。
 
その中で2点面白いと思った点を挙げます。
・私たちが生きていく上で必要なモノがエネルギーと食糧で、今までの歴史から資源拡張期と資源制限期を繰り返している中で、今は資源制限期にある。資源が無限に増えるわけではないからこそ、お金でお金を稼ぐような複利モデルは現実に合わない。
→資源が足りないということは各所で言われていますが、拡大期と制限期に分ける方法は新しい分類方法だったのでおもしろいと思いました。漠然とした課題も分類することで本質的な課題とそうじゃない課題に分けることができ、何れ拡張期がくるとしても、合田さんは制限期にある今できることを考えられていたように感じます。

 

 

・最先端かどうかよりも大切なのは現場で使えるか

という項で、今回のモザンビークの決済システムは通信環境、携帯電話の普及を鑑みてNFCを用いられました。

→これを読んで、先日発表された日立とテンセントのスマートシティ構想における連携の記事がリンクしました。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3515922010092018EAF000/

 

日本ではクラウドが当たり前で、ローテクって、、、という印象が持たれがちですが、結局現地で生かされないと意味ないですし、全部を自社で作る必要ってないんじゃないかなと思いました。