7月に読んだ本一気見せ〜結論、モラルと教養を磨くために、今日も本を読み続ける

随分ご無沙汰してしまいましたが、7月は人生初めてのマネジメントをすることになって

居ても立っても居られずたくさんの本を読みました。

せっかくなのでそれぞれの感想をざざっと記していきます。

 

<7月の本>

『居るのはつらいよ』

楽天IR戦記』

『論理的思考のコアスキル』

『読みたいことをかけばいい』

トランジション

『エンプロイー・エクスペリエンス』

 

基本的にはFacebook上で経営者やベンチャーキャピタリストが読んだとオススメしていた本を真似して私も読むというスタイルなので、

ジャンルはバラバラですが、

だからこそ、寄せた思考にならずに、柔軟に物事に対応できるのかなと思ったりしています。

 

  • 『居るのはつらいよ』

「ただ、いる、だけ」
ということを続けるためにはお金が必要で、
そのためには意味づけが必要で、
そうこうしているうちに
「ただ、いる、だけ」
ができなくなってしまう人もいて、
でも、
「ただ、いる、だけ」
を必要としている人は確かにいる。

これはデイナイトケアだけじゃなくて、
みんなどこかで無条件に“自分の尻を預けられる居場所”を探しているんだと思いました。

人とつきあうって、いろんな葛藤を生きて、その都度その都度、判断すること
だからこそ、
傷つけないケアか、傷つきに向き合うセラピーか、
モラルと教養を用いてケースバイケースでやっていくしかないんだと思います。

 

 

上場企業のIRがどんなことをしているのか、市川さんのお人柄とともに丁寧に記されていました。
特に面白かった点は以下です。

他人が思ってもいない新たな市場創造や変革が起こるイマジネーションが妄想です。

→「妄想」が、実はその企業や人の「らしさ」につながっていると思います。

 

ビジネスモデル対ビジネスモデルの勝負

→ヤフーショッピングが無料化されたときに楽天の株価は低迷したものの、
ヤフーは広告モデルであるのに対し楽天は会員とのエコシステムモデルとなり、
同じ領域でもビジネスモデルが異なるとKPIも異なり、ビジネスの肝も異なるため単純比較はできないことを改めて学びました。

 

 

  • 『論理的思考のコアスキル』
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論理的思考のメカニズムが延々と書いてあるので論理的思考を論理的に学ぶ訓練になりました。

その中で以下の箇所が面白いと思いました。

論理的”思考”は、そもそも自身の頭の中で客観的妥当性を意識しながら論理を組み立てる行為


自分の論理展開が論理的であると承認してもらうためには、

受け手の知識や理解力や判断基準といった主観性のファクターを考慮する必要がある

客観的妥当性を意識した上で論理は組み立てるものの、
“受け手の主観を考慮する”ということは、
論理を組み立てる際の”客観性”は世の中にある一般的な客観性ではなく、
”受け手の主観”であるということなんだと思います。

つまり、論理を組み立てる相手によって論理の正しさは変わる
ということなんだろうと納得できました。

”論理”と言うと少し小難しい感じがしますが、もう少し噛み砕くと”相手の立場にたって考える”ということなんだと思います。

 

 

  • 『読みたいことをかけばいい』

突飛押しもないこと言ったり、常識を否定したり、元電通のコピーライターって言うのが繰り返されていて少し不快だったんですが、孤独と文章について考えさせられました。

言葉を書いている時は孤独であり、
言葉を読んでいる時も孤独であり、
孤独な人同士が出会うことが本を読むこなんだろうと思いました。

だから、孤独は一人でいることじゃなくて、自己と対話することだとすると、ポジティブにみえました。

わたしが言いたいことを書いている人がいない。じゃあ、自分が書くしくない

めちゃくちゃロックだ!

 

 

トランジションとは
明記はされていないですが恐らく人生におこる転機の”状態”のことであり、
耐え難い困難が降りかかったときの心の持ち方を
「終わり」
ニュートラルゾーン」
「始まり」
の3つに分けて説明されていました。

奥深いのは、「終わり」「ニュートラルゾーン」「始まり」は
わかりやすく切り替わるものではなく、
知らないうちに変化していく(変化させられることができる)ものだという点です。

すごく悲しくてどうしようもない状態自体は変わらないけど、
その状態をどのように捉えるのかは変えられて、
その状態を無視するでもなく、楽観視するでもなく、
向き合うことで前に進められるんだと思いました。

一人一人感じ方は違うし、
自分自身であっても周りの環境によって感じ方は変わるし、
そんな、自分の力ではどうしようもない変数が働くときに鍵になるのが、学問だと思います。

学問が過去と今や、違う人同士を結びつける共通言語になるんじゃないかと思います。

だから、一生問い、学ぶ。

 

 

  • 『エンプロイー・エクスペリエンス』

 

「3つのレンズで組織を見る」
という箇所で、「組織」と「従業員」と「リーダー」の3つのレンズの立場からEXについて考えようということが記されていました。

・組織のレンズで見るもの:売上、市場シェア、人材確保、パートナーシップ、離職率、競合、ブランド
・従業員のレンズで見るもの:報酬、エンゲージメント、組織文化、信念、ワークライフバランス
・リーダーのレンズで見るもの:組織と従業員レンズで両方に同時に見る
※レンズは情報収集の道具で、良し悪しはレンズを覗く人によりけり

組織のレンズだけで物事をみても上からな感じだし、
従業員のレンズだけで物事をみても視座低い感じだし、
どちらも片方ずつのレンズで一緒にみて、自分自身もみるからこそ、自分たちが目指すべきEXについての解が出せるんじゃないかと思います。

この3つ+自分のレベルが上がると、個々の能力が足し算じゃなくて掛け算になるんじゃないかなと思ったものの、うまくまとまらなかったのでまた今度。