『ハック思考』と『90日で成果をだす DX(デジタルトランスフォーメーション)入門』から、時代に併せたキャリア形成の重要性について学ぶ。

すどけんさんの『ハック思考』と『90日で成果をだす DX(デジタルトランスフォーメーション)入門』を読みました!

 

『ハック思考』について

ハック思考 最短最速で世界が変わる方法論 (NewsPicks Book)

タイトルのハック思考についてはもちろん、
すどけんさん、Kaizen platformの“らしさ”について理解を深められる1冊でした。

ハック思考とは:人と違う規則性や法則を見つけて、その規則性や法則を構成するシステムのスキマに介入する

「人と違う規則性や法則を見つける」
ためにはそもそも知恵・問いの設定が必要で、
知恵をつけるためには
・言葉(ボキャブラリーとワーディング)

正しい問いを設定するためには
・考え方(観察、考察、推察、洞察)

が鍵になるのではないか、と読んでて思いました。

 

ただ、すどけんさんの文中エピソードからも、
ハック思考習得のためになんかやるというよりは、
好奇心のままにいろんなことをいろんな人からインプットすることで、
徐々に研ぎ澄まされていくものなんだろうなあと思いました。

(ハック思考に関する事前note)
https://note.com/sudoken/n/ne27c7170f02a
https://minohen.com/n/n44d5e38f4fc0

余談ですが…
本を読んでいて全然違うエピソードがつながったり、
すごく昔のことが思い起こされたりするんですが、
文中の
「あるべき方向へ世界は落下している」
という表現は、
「落下している」という表現が強烈だったなという記憶が呼び起こされ、
お、久しぶり!と、旧友に会ったようなそんな感覚になりました。

 

さらに先日のNewspicksの限定配信から、

https://newspicks.com/live-movie/667/?fbclid=IwAR33379wDxmmv3yisc3BKLp28DfR-REqjAXsYAWRgsjr0klgzHPJhmd4kgc

正統な手段は正統なルールのもと成り立ち、
王者には王者の戦い方があり、
そうじゃない人が王者の戦い方を真似しても期待する成果が出る可能性は低いんだと思います。

また、企業寿命は短くなっているし、その産業や職業がなくなる可能性は十分あり、
前提のルールが変わると目的が変わるので手段も変わっていくんだと思います。

なので、
・周りを観察する
・その中で人と被らないことをしてクイックに勝つ→圧倒的に勝つ→領域を広げて勝つ
ってことが大事なんじゃないかなと思います。

 

 

『90日で成果をだす DX(デジタルトランスフォーメーション)入門』について

90日で成果をだす DX(デジタルトランスフォーメーション)入門 (日本経済新聞出版)

★ DXの目的は
「デジタルを活用して、圧倒的にかつ優れた顧客体験を提供し、事業を成長させること」
であり、
「DXの裏側にはUX(顧客体験)の変革とそれに伴う収益創造がある」
というところがデジタル化との違いであることを学びました。

 

また、DX企業といっても〇〇業界におけるDXが強い、などといった形で各社差別化されていくのかなと思っていましたが、
文中のビジネスモデルごとにKPI、KGIは異なるという話から、
今今は業界というよりはどういうビジネスモデルでどんな事業をしているのかによってDXのアプローチは違いそうだなと思いました。

 

なんとなく流行ってるからDX!と言えど、
何から手をつければいいのやらという感じなので外部のパートナー企業と組んでゴール設定し、
そこまでのステップを踏んでいくというプロセスがある。
ということは、DXとデジタル化は概念としては違うけどプロセスの中には共存し、
DXに向けたデジタル化というのはあり得るのではと思います。

 

今DXできてない企業や人もDXプランにおけるデジタル化を一つ一つしていくと、
手段の目的化はなくせるわけじゃないけど目的を見失わずに済むのかな、なんて思いました。