『Learn or Die 死ぬ気で学べ プリファードネットワークスの挑戦』で、日本1のAIの会社の哲学を学ぶ

『Learn or Die 死ぬ気で学べ プリファードネットワークスの挑戦』
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Learn or Die 死ぬ気で学べ プリファードネットワークスの挑戦

今まで、プリファードネットワークスについて、大企業と一緒にAIの社会実装を行うめちゃくちゃすごい企業であるという認識は持っていたものの、
具体的になにがすごいのか、ならびに、西川さんと岡野原さんの考え方について触れることができました。

 

主に以下6点がポイントかなと思います。

ーコンピュータのハードウェア、コンパイラ、ネットワークやOSに強みを持つ西川さん、
機械学習や文字列アルゴリズムに強みを持つ岡野原さん、はじめ、創業メンバーはそれぞれに強みを持たれていること。

ーだからといって、その道のプロがいればいいというだけじゃなくて(その道のプロ集めるのも大変だと思いますが)、コンピュータサイエンスといっても分野の広がりは大きく、分野全部を1人で理解するのは難しいから人と議論して分野間を繋ぐことを意識されていること。

ー「コンピュータの性能を上げることは正義だ。上げていった先に、質的な変化が訪れる。」

ー「最先端の技術を最短路で実用化すること」

ー「解けそうな二つの問題があったら、より社会的インパクトの大きなほうを選ぶ」

ーパーソナルロボットが普及するための鍵は「環境の抽象化」
┗抽象化:対象から注目すべき要素を抜き出して他は無視する方法

 

人や現実世界を理解することは難しい。
だからこそ解く意味があるし、解かなければならないと考えられているのではないか、と思います。

 

***やや簡易化しましたが言葉の意味***
・深層学習:コンピュータが与えられたデータから重要な「特徴量」を設計する
┗特徴量:機械学習の入力に使う変数で、何を特徴量とするかで結果が変わる
┗従来の機械学習では特徴量を設計するのは人間だった

機械学習
教師あり学習:入力と出力の関係を学習:分類、予測などで用いる
┗教師なし:出力を与えない:クラスタリング、次元削減などで用いる
強化学習:価値(報酬)を最大化するような行動、システム自身が試行錯誤しながら最適なシステム制御を実現
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