『STARTUP 優れた起業家は何を考え、どう行動したか』を読みました!
創業期アイデアの種からはじまり、
組織、プロダクト、マーケティング、ファイナンス
とバランスが取れている本で、スタートアップ経験者/在籍者なら必須の本ですね。
ケーススタディベースの話なのでここに挙げられている企業が最高かというと、
他にもフィットする事例はあるのでは、と思ったので、
著者への最大限のリスペクトはした上で、
せっかくなので私だったらこうしたいと思った妄想をシェアします。
【第一章 アイデアを見つける】
この章では起業家のアイデアのタネを見つけたエピソードが記されていたのですが、
事例はピボットした例にやや寄っている印象があり、
ピボットした例だけではなく、以下のようなパターンもあると、バラエティ豊富で良いのではと思いました。
<例>
・ピボットした企業:本の中に挙げられているdelyなど
・起業家の実体験に基づいた企業:メドレーメドピア(医者サイド)/エムスリー(コンサルサイド)
・既存ディスラプトの企業:ラクスル
・全く新しい価値を作った企業:Sansan
・オフラインのものをオンラインにした企業:マネーフォワード
【第二章 最初の仲間を集める】
この章は私の真骨頂とも言える採用、組織についてであり、ここの章の事例もやや偏りがあるように感じたので、
採用と一口で言っても以下のように分けるとスタートアップの採用についての各社の工夫が垣間見えるのではと思いました。
<例>
・MVV重視している企業:メルカリ
・採用基準明確化している企業:SmartHR、ミラティブ
・幹部採用した企業:アンドパッド、ラクスル、SmartHR
・創業メンバー集め方:スマニュー
・育成うまい企業:サイバー
【第三章 プロダクトを作り、ユーザー検証する】
この章もでは
・ユーザーインタビュー
・プロダクトが成長した例
を記載されており、カテゴリーとしては問題なさそうですが、
「プロダクトが強い会社」「いいプロダクトマネージャーがいる会社」の第一想起で上がってくる会社は
・スマートニュース
・Newspicks
・メルカリ
・freee
であり、これらの企業のサービスがどんな思いでプロダクトをつくったのか伺えるといいなと思いました。
言うは易く行うは難し
とはまさにこのことで、読むだけと実際に書いてみるのとでは雲泥の差があると思いますので、
上記はただの妄想ですが、いつか私も書にまとめてみたいと思いました。