『わたしには夢がある』を読んで、最近のBlack Lives Matterについて考えた

『わたしには夢がある』を読みました。

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・決して偽りや憎悪や悪意をもって闘うようなことがあってはならない。

 

・暴力や抑圧に訴えることなしに暴力と抑圧に打ち勝つことこそが人間には不可欠であり、われわれの時代の政治と道徳の由々しき問題に対する答えなのだ

 

・非暴力に貢献し続けよう。われわれの目的は、断じて白人を打ち負かすことであったり、白人を辱めることであったりしてはならない

 

・偉大な社会とは、だれも他者の弱みを食い物にしないような社会、貪欲と貧困とがぬぐいさられるような富める社会、すべての人が人間としての人格の尊厳と価値を尊重されるような兄弟愛の社会である。

 

キング博士が一貫して主張しているのは“非暴力”ということであり、
誰かよりも上とか下とか、良いとか悪いとかではなく、
自分はどうありたいのか、ということを改めて考える本となりました。

 

 

ワシントンでの演説で

 

今日最も必要とされるものは、真に自由なリベラリズムである。ところが今日われわれが多くの北部共同体において目撃しているものは、あらゆる立場に共感を示そうとする原理に基づく擬似リベラリズムである。それはあらゆる立場に目を注ぐことに没頭するために、いずれの立場にも身を入れることをしないリベラリズムである。

 

という一文がありましたが、
ビリー・アイリッシュのBlack Lives Matterに対する苦言を思い出しました。
https://ellegirl.jp/…/c_billie_eilish_slams_all_lives_mat…/…

 

リベラリズムアメリカの歴史を詳しく知らない中で自分の主張をすることはおこがましいと思いますが、
全員、みんな大切、みたいな雑なポジティブシンキングでまとめるのには違和感を覚えます。

 

また、黒人差別をする子どもたちに対して、

学校の先生が目の色で区別した時にどうなるかという動画をいろんなところで見て、

それに対して、

「自分の子供がこんな扱いを受けていると思ったら、、、」

と発言している人がいましたが、
被害者はいつの間にか加害者になるし、
加害者もまたいつの間にか被害者になると思うんです。

 

いじめに良いも悪いも軽いも重いもなくて、
いじめはいじめで、
誰でもいじめるし、いじめられる可能性はある。
それも無自覚のうちに。