『変質する世界 ウィズコロナの経済と社会』を読んで、同じコロナでも読み解き方が違うからこそ、自分の頭で考える
『変質する世界 ウィズコロナの経済と社会』を読みました。
コロナに限らず、今後も予測不能かつ不連続な危機は生じることは自明かと思いますが、
コロナという事象一つとっても以下のようにいろんな人がいろんな立場で述べることができることに怖さを感じました。
情報を伝える側は誰の立場で何を論じるのか、めちゃくちゃ重要だし、
情報を受け取る側はなぜその結論が導かれたのか、質問する前にまずは自分の頭で考える。
解剖学者の養老孟司さんは
・人間の死に関する捉え方から一人ひとり個別の状況を見るしかない
元戦略国際問題研究所上級顧問エドワード・ルトワックさんは
・中国と比較してアメリカの優位性を語る
早稲田大学戸堂康之さんは
・海外との協調姿勢を示す
オックスフォード大学苅谷剛彦さんは
・自粛の本来の意味から今回の自粛には強制的な意味があったが、誰かを慮って自粛したわけではないので結果自粛の意味になってる
作家瀬名秀明さんは
・一人ひとりの命の重さが昔に比べて重くなっている