『アフターデジタル2 UXと自由』を読んで、情報を扱うものとしてのモラルと教養の重要性を感じた

『アフターデジタル2 UXと自由』を読みました!

f:id:mai14:20200829214021p:plain

UXを考えるにあたって、
・誰にどんな価値提供をしたいのか、どんな世の中にしたいのかというミッション
・データを扱う者として得られたデータを社会に還元するという意識
が肝だなと思いました。
 
 
特に、最近ノブレス・オブリージュに関心が高いということもあり、
情報を持っている者としてモラルと教養の重要性、
それを意識しないことの罪深さを感じます。
 
 
(以下メモ)
・製品販売がゴールのバリューチェーンから顧客の成功がゴールのバリュージャーニーに
 
・スーパーアプリになるサービスは毎日利用されるペイメント、Maas、コミュニケーション
┗銀行口座を持たない「アンバンクド」に対する金融サービスで収益化
┗アリペイとWechatペイは同じスーパーアプリにおける収益性を金融サービスで実現させている企業ですが、そもそも会社のミッションが違うのでUXも違う
 
・ネット企業はデータを取れるから強い、みたいなのは幻想で、「目的設定の主導権争いとコストの壁」があるのでデータたくさん集めればいいってものでもない
 
・インターネットの世界に国境はなく、各企業がアーキテクチャ(環境設計によって行動規定する手段)を整備し、それが社会のアーキテクチャになっていく
 
・OMO:そもそも「ユーザーはそのとき一番便利な方法を選びたいだけであり、オンラインとオフラインといったチャンネル概念で分けていないので、それに合わせてジャーニーで考えよう」という意味合い