『ネット興亡期 敗れざる者たち』を読んで、20年後のスターと今仕事をしていることの面白さを感じた話

『ネット興亡期 敗れざる者たち』を読みました!

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私たちはよく”失われた30年を取り戻す”、といった表現をするかと思いますが、
この本を読んで少なくとも1990年代後半からiPhoneがでる2007年くらいまでのインターネット業界はむしろ創ってきたといっても過言ではないのではと思いました。
 
そう思わされているだけかもしれませんが、
そう思ってもいいくらい挑戦の数があり、
今ある様々なインターネットサービスの始まりはここからスタートしたということを様々な企業の創業エピソードから感じ、
彼らに対するリスペクトを改めて抱きました。
 
 目覚めはたいてい、ちょっとした違和感だった。それを黙ってやり過ごすことなく真正面から見つめ、自分が何をなすべきかを問い続け、行動に移してきた「どこにでもいる若者たち」を、我々は後になって安易に天才と呼ぶ。

 

実際にはみんなどこにでもいる若者たちだった。確かにどこにでもいる若者だが、他者とは違う生き方を選び、リスクを取って行動に移し、試行錯誤を繰り返しながら歩んできた者たちだった。
 
上記の文章のように、誰しもが始めからうまくいったわけではなく、それぞれの修羅場を経験して、今の地位を確立され、
当時20代、30代だった方々は今40代、50代になりこの本が出版されたように、
今の20代、30代から新しいスターが生まれ(もちろんそれ以外の年代からも生まれる)、
20年後に伝記になっている人たちと会話しているのか、と思うとすごく感慨深く、
そのスターを生み出すのも自分たちの使命なんだと強く感じました。
 
それと同時に、自分たちが成し遂げようと思っていることの壁の高さに愕然とし、起業家、投資家も覚悟持ってやっている以上、生半可な気持ちで臨むことはできないと改めて思いました。