『エンジェル投資家 リスクを大胆に取り巨額のリターンを得る人は何を見抜くのか』を読んで、自分の仕事についてかんがえた

『エンジェル投資家 リスクを大胆に取り巨額のリターンを得る人は何を見抜くのか』
を読みました!
これは自身も起業/売却経験があり、Uberなどのスタートアップに初期投資をしたエンジェル投資家ジェイソン・カラカニスの本で、
2018年発行でシリコンバレーのスタートアップの投資について記されているため少し古い感じもしますが、
それだけこの2年で物事が変化していることの裏返しでもあると思います。
 

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ちょうどシニフィアン村上さんもスタートアップについての記事を書かれていてプラスで勉強になりました。
エンジェル投資とは
立ち上げ最初期の非公開企業に投資し、投資した以上のリターン(利益)を得る
 
基本的にはエンジェル投資家が日々何をしているのか、どんな想いでスタートアップ起業家と向き合っているのか、どのくらいのリターンがあるのかなど専門的なことが記されているので、
もちろんこの1冊を読んだだけでエンジェルになれるというわけではないものの、原理原則がわかりました。
 
 
その中で自分自身の仕事と同様のことが言える、印象的だった部分を下部に引用します。
私の仕事は
<人の人生><スタートアップ/成長企業の成長>
の両方に向き合う仕事であり、
最終的に決めるのは人ですが、
サジェストの功罪は一生付き纏うと思います。
 
そして、最高のサジェストができたかどうかは、その瞬間ではなく何年後か後になって
<人><スタートアップ/成長企業>
をみることでわかるからこそ、
私たちはそれを見届けないといけないんだと思います。
 
4年間の間で成長を遂げていくスタートアップの姿をみて、
自分がやっている仕事は1、2年で面白さがわかるものではなく、
4年いや、IPOまでの平均期間8年を考えると4年以上やってじわじわ醍醐味を味わうことができるんだと思います。
 
おこがましいかもしれませんが、ベンチャーキャピタリストと同様いや、上場後も支援し続けることを考えるとそれ以上なのかもしれないと思いました。
 
 
そして、<人>と<スタートアップ/成長企業>に加えて、
<日本>という視点が入ることで一筋縄ではいかないからこそ、
まずは最もコントロールできる自分自身に期待して、自己成長させたいと思いました。
*****以下引用*****
 
エンジェル投資は9時から5時の仕事ではない
私の考えでは、エンジェル投資家というのは教育者と同じで、天職ないし使命といったものだ。それはジェダイであるのと同じだ。エンジェル投資家はめぐりめぐって世界に大きな変化をもたらす可能性がある。だから熟慮して行動しなければならない。
 
 

「どのプロダクトが成功しそうか?」など私には絶対予測できないということだった。だから私は「どの人間が成功しそうか?」を判断する努力をしなければならなかった

 

 

あなたのアイデアが成功するかどうかは知る必要がない。知りたいのはあなたが成功するかどうかだ

 

 

努力は、知識や労働意欲のように完全に支配できることに費やすのがいちばんだ。
学習を怠らず一生懸命働けば–どちらも本人の努力次第−きっといいことが起きる。これは、創業者にも投資家にも等しく有効であり、だから私のキャッチフレーズは「懸命に努力する」だ。