『恐れのない組織――「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす』
を読みました!
フィアレス(不安も恐れもない)組織とは、知識集約的な世界にあって、対人関係の不安を最小限に抑え、チームや組織のパフォーマンスを最大にできる組織のことである。未来に対する不安を持たない組織のことでは、決してない。
率直に言っても大丈夫な環境をリーダー(not上司/マネージャ)が作り、
その上で率直な意見を言うから意味があるんだと思います。
たから、言いたいこと言えばいいってもんじゃなく、心理的安全性をつくるために、発言する時には
思いやりを持った発言なのかどうか、チームをより良くしていくための発言なのかどうか、
を言う前に考える努力が必要なんだと思いました。
人そのものへの指摘ではないと思いながらも、言われた方はやっぱり傷つきますよね。
上記を踏まえて、心理的安全性はかならずしもみんなにとって居心地のいい組織ではなく、
むしろ高いアウトプットを出すために求められる環境要因なんだと思います。
ただし、
心理的安全性をつくるからこそ、人はより高いアウトプットを出すのが正しいのであって、逆ではない
ということです。
さらに、心理的安全性があっても人は失敗するかもしれないし、期待した結果を生み出せないかもしれないですが、
不確実性が高く、難易度が高く、学習や協力を必要とする仕事であれば、
不安や恐怖によって失敗しないようにするのではなく、
心理的安全性によって失敗を恐れないようにして、
軌道修正をしていくしかないのかなと思いました。
・対人関係のリスクを取っても安全だと信じられる職場環境であること。それが心理的安全性だと、私は考えている。
・心理的安全性は、率直であるということであり、建設的に反対したり気兼ねなく考えを交換しあったりできるということなのだ。
・「信頼」とは個人が特定の対象者に抱く認知的・感情的態度であり、「心理的安全性」とは集団の大多数が共有すると生まれる職場に対する態度だ。