『RANGE(レンジ)知識の「幅」が最強の武器になる』を読んで、幅広く知識をつけて考えることの重要性を知る

『RANGE(レンジ)知識の「幅」が最強の武器になる』を読みました!

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さすが、幅の広さの重要性を示す本なだけあって、アスリートから研究者、ベンチャーキャピタリスト、ゴッホ任天堂横井軍平など、
幅広い事例から幅の広い知識の重要性を示されていました。
 
<以下引用>
・クリエイティブな成果を上げる人は、「狭いテーマにひたすらにフォーカスするのではなく」幅広い興味を持っていると述べた。「この幅広さが、専門領域の知識からは得られない洞察を生み出す」
・成功した人たちは、ある分野で得た知識を別の分野に応用するのがうまく、また、「認知的定着」を避けるのも上手だった。
問題が曖昧で、明確なルールがない「意地悪な」世界では、「幅(レンジ)」が人生を生産的、かつ効率的にするための術となる。
・「大きなイノベーションというのはほとんどの場合、その問題から遠く離れた分野の人が、問題を別の角度から捉え直して、解決策を生み出している」
APU学長の出口さんもこちらで
「知識×考える力=美味しい人生であり、教養であり、リテラシーであり、イノベーションである。」
とおっしゃっているように、
そもそも幅広い知識を知らないとイノベーションも何も起こらないし、知識を知っていても、それをうまく組み合わせて考える力がないと宝の持ち腐れになるので、
自分のためだろうが、誰かのためだろうが、より良い人生を送りたいなら、幅広い知識をつけて、考える、ということは必至なんだと思います。
 
しかしながら、成功した〇〇さんも幅広い知識を持っていたとか、〇〇さんは大器晩成だったといった、結果論ベースでの話が多く、
”なぜ、知識の幅が広くて、その距離が遠いほどいいのか“
その答えは見つかったような見つからなかったような、という感じで少しモヤモヤしています。
確信は持てていないものの、おそらく、
“スポーツだろうが、勉強だろうが会社だろうが、人間が作った仕組みである以上、本質的な部分は変わらず、物事の成り立ちや構造が同じだ(近い)から”
だと思います。今後の宿題にします。
<以下引用>
・知識を柔軟にするためには、さまざまな状況で学習しなければならない。その手法は、「多様性学習」と呼ばれる
さまざまな例が混ざった状態で示された時、生徒たちは抽象的な一般化の方法を学び、それによって、今までに出会ったことがない状況に対して、学んだことを応用できるようになる。
さまざまなタイプの問題における根本的な構造上の共通性を認識した。
・外的視点は、現在の問題とは異なるものの中に、構造的な類似性を求めて精査する。外的視点はたいてい直観に反しているので、それを持つためには、現在のプロジェクトの表面的な特徴は無視して、視点を外に移し、構造的に類似した事例を探す必要がある

 

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