『ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則』を読んで、ビジョンを本当に実現したいなら「こうなりたい」ではなく「こうならざるを得ない」ということ

『ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則』を読みました!
ビジョナリーカンパニー1では後世に残る会社(ビジョナリー・カンパニー)の特徴が記されているのに対し、
ビジョナリーカンパニー2ではビジョナリーカンパニーになる前の、グッドからグレイトな会社になるための特徴が記されていました。
 
ビジョナリーカンパニーは金言が多く、『ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則』も例に漏れず、なるほど!、と思うことがたくさん記されているのですが、
・第五水準の指導者がいて、
・適切な人をバスに乗せ、
・厳しい現実を直視する規律をもち、
・真実に耳を傾ける社風を作りだし、
・評議会を作って針鼠の法則の三つの円が重なる部分で活動し、
・すべての決定を単純明快な針鼠の概念に従って下し、
・虚勢ではなく現実の理解に基づいて行動すればいい
という一連の流れを感じました。
 
その中でも、
ほんとうに問題なのは、「なぜ偉大さを追及するのか」ではない。「どの仕事なら、偉大さを追求せずにはいられなくなるのか」だ。
という箇所がポイントだと思いました。
自分たち自身も成し遂げたいことの大きさから、偉大な企業に”なりたい”ではなく、偉大な企業に”ならなければいけない”し、
ミッションを実現させるために偉大な企業に”ならざるを得ない”と思いました。
そして、飛躍への第一歩である「第五水準のリーダーシップ」も”持ちたい/持とう”というよりは、
偉大な企業を作るためには”持たざるを得ない”んだと思います。
大事なことは偉大なことをせざるを得ないって思えるくらい「自分がやりたいことなのかどうか」だと思います。
そして、全然できてなくても、根拠はなくても、「覚悟を持ってそれを続けられるか」が重要なんだと思います。
今私が働く会社においては、自分が信じた起業家を信じられるか、ここに尽きると思います。