『サステナブル資本主義 5%の「考える消費」が社会を変える』を読んで、消費者でもあり労働者でもある自分自身が資本主義を作っていることに気づく

サステナブル資本主義 5%の「考える消費」が社会を変える』を読みました!

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学ぶポイントはたくさんあったのですが(資本主義の仕組みを知らなさすぎるので)、特に以下2点、印象に残りました。
①資本主義もスタートアップも複雑な物事をシンプルに捉え、シンプルな指標に基づいて邁進することには変わりがないものの、
社会を良くするということ、社会の課題を解決することを前提とすることでサステナブル資本主義となる
② 「一人ひとりができる限り裕福になることと、お金の価値に縛られない価値観を大切にすることが不可欠です。」
「「投資家のマインドを持つ」とは、モノの価値を自ら規定できるようになる。」
「考える消費」をするために「失敗から学ぶだけでなく成功を知る」
というのはその通りだなと思いますし、
もはや、消費者でありつつ生産者であるという意識を持つことが、
持続可能な社会の構成員として必要不可欠なんだと思います。
 
ちょうど、
という記事を読んで、
一人当たりの賃金をあげることは企業にとって

損益分岐点を引き上げ、リターンを創出できる可能性を引き下げる

ということを本著でも記されていることを思い出しました。
個人レベルでみても一斉に賃金を上げるというよりは自分の仕事の価値を自分で決められるようにならないといけないし、
高付加価値な仕事をすることへの緊張感を生むのではないか、と感じました。
---MEMO---
●資本主義
・正しい価値とは経済的利益を生むこと
・資本主義においては資本収益率の高さを享受するのが正解なので、できる限り早くその資産を現金に換えるインセンティブが強く働きます。
・シンプルで再現性と拡張性のあるアイデアやビジネスを好む傾向があります
・投資家の資金提供に軸足があるのが資本主義
 
サステナブル資本主義
・より広義に社会構造を捉え、人とお金とステークホルダー全体の利害を正しく考慮した上で、シンプルにモデル化し、社会の共感を勝ち取っていくことがより求められるようになるのです。
・消費者による消費行動により生まれるお金の影響に注目したのがサステナブル資本主義
 
 
 
 
 
鈴木聡子、東 晃希、他32人
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