アリババ、テンセント調べてみました

中国ではBAT(バイドゥ、アリババ、テンセント)3強と言われるほどインフラになりつつある会社で、今朝の日経新聞でもアリババ、テンセントの大型出資が記事になっていましたが、、、

ぶっちゃけ何がなんだかわからなかったので整理してみました。

 

【売上規模】

バイドゥ:売上が178億元(約2,926億円)、営業利益が42億元(約687億円)となっています(換算レートは1中国元=16.36円)。スマホ対応に苦しんでいる。(by BIDU Q2 2017 Earnings Release.pdf)

 

■アリババ:売上が501億元(約8,210億円)、修正後EBITDA(原価償却前営業利益)が251億元(約4,110億円)となっています。 売上の前年同期比が+56%、EBITDAの前年同期が+68%と非常に大きな伸びを見せています。(by Alibaba Group Announces June Quarter 2017 Results(2017/8/17))

 

■テンセント:売上が566億元(約9,261億円)、営業利益が226億元(約3,690億円)となっています。売上の前年同期比の伸びが+59%と非常に高いことに加え、営業利益率が40%を超えていて非常に利益率が高い(by TENCENT ANNOUNCES 2017 SECOND QUARTER AND INTERIM RESULTS(2017/8/16))

 

【アリババの事業概要】

BtoBマーケットプレイスのアリババを核とし、昨年11月の独身の日で売上1兆を超えたTmallや決済サービスアリペイなどが主要サービスとなっています。

日本では楽天やメルカリが同じようなモデルですね。

 

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【テンセントの事業概要】

こちらはコミュニケーションチャットWeChatを核とし、ポータルサイト、ゲーム、動画、音楽などのエンタメ事業を展開することでユーザーのアプリ視聴時間を獲得しています。

日本ではLINEが同じようなモデルですね。

 

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両社決済、シェアリングサイクル、フードデリバリー、保険と同じように投資、子会社化していっていますが

ここでカギになってくるのが、決済との連携ですね!

 

アプリ内外でのお買い物情報がわかれば、購買データをもとにより詳細な広告配信ができるだけでなく、ユーザーはアプリ内での買い物情報を担保にローンの審査や投資など付帯サービスを利用することができる。

 

企業や貨幣の価値ではなく、ソーシャルサービスでの活動によって個人の信用が既定されるという流れは今後も加速することは容易に想像される中で、

自分はサービスの提供者になるのか、受給者になるのか、

信用スコアが高い人材になるにはどうすればよいのか、

そう近くない未来を想像すると、今日の活動が少し変わりますよね。