『企業文化をデザインする』を読んで、文化は一人一人がつくっていることを学ぶ

『企業文化をデザインする』を読みました!

カルチャーは作り出そうというものではなく、すでにそこにあるものであり、
それを良しとするのか、はたまた変えていくのかを、
自分達がありたい方向と照らし合わせて考えて決めて行動していくことが、
 企業文化をデザインするということなのではないかと思いました。
企業のカルチャーは創業過程/成長過程の中でさまざまな成功/失敗体験を通じて構築され、深められ、時を経て移ろい変化する。カルチャーは注意深くデザインし続けなければ自然の摂理のように組織の拡大とともに薄まり、時代や環境の変化に影響を受ける。企業を永続的に成功に導きたいのであれば、企業活動のらゆる土台となる企業文化を作らなければならない。
結局、私が本書を通じて言いたいことは、この一節に尽きると思っています。
「企業のカルチャーとは何か?」という深い問いに対する、現時点での答えです。

 

昔からいるとかいないとか、意識しているとかしていないとか関係なく、
その会社に所属している時点でその会社のカルチャー作りに加担しており(少し表現を優しくすると、影響をしており)、
会社のカルチャーが合わないから退職するという理由はあるあるかもしれませんが、
この本を踏まえると、
「あなた自身があなた自身でもってして合わないカルチャーを作り上げているのではないか?」
と思うわけです。
 
カルチャーは「誰か」がつくるのではなく「あなた」がつくるのであって、
こうありたいという意志によって変えていくことができるものである、と私は思います。
 
また、この本でも紹介されている
「優れたリーダーはどうやって行動を促すか/サイモン・シネック (日本語字幕)」
を久しぶりに視聴しましたが、
同じものでも伝え方によってまるで違う。