2021-01-01から1年間の記事一覧

『ビジョナリーカンパニーZERO』を読んで、偉大な企業のリーダーシップについて理解を深める

『ビジョナリーカンパニーZERO』を読みました! 偉大な企業とは「業績」「影響」「評価」「持続性」がある組織であり、 偉大な企業をつくるために「リーダーシップ」「ビジョン」「戦略」「イノベーション」「卓越した戦術の遂行」が不可欠な要素となり、 そ…

『ヒューマン・キャピタル・マネジメント―アーサーアンダーセンの提唱する組織・人材戦略』を読んで、ヒューマンキャピタルの語源を知る

『ヒューマン・キャピタル・マネジメント―アーサーアンダーセンの提唱する組織・人材戦略』を読みました! ヒューマンキャピタリストと名乗っているわりに、 ヒューマンキャピタルとは何かよくわかっていないところもあったため、 Amazonで目についた本を読…

『サステナブル資本主義 5%の「考える消費」が社会を変える』を読んで、消費者でもあり労働者でもある自分自身が資本主義を作っていることに気づく

『サステナブル資本主義 5%の「考える消費」が社会を変える』を読みました! 学ぶポイントはたくさんあったのですが(資本主義の仕組みを知らなさすぎるので)、特に以下2点、印象に残りました。 ①資本主義もスタートアップも複雑な物事をシンプルに捉え、シ…

『安岡正篤・中村天風の帝王学―「人の上に立つ者」はかくあれ!』を読んで、帝王学についての全体像を知る

『安岡正篤・中村天風の帝王学―「人の上に立つ者」はかくあれ!』を読みました! 安岡正篤さんと中村天風さんの話をその弟子の著書2名がまとめている本なので、 やや又聞き感があるものの帝王学についての全体感を知ることができました。 中でも、安岡正篤さ…

『インスタグラム:野望の果ての真実』を読んで、わからないからこそ理解する努力をする、そして最終責任をとることの重要性を感じる

『インスタグラム:野望の果ての真実』を読みました! インスタグラムの本なのでややインスタグラムに寄った話ですが、 これだけ価値観が違う(むしろ真逆)チームが同じ企業体としてやれてきたのは、 インスタグラムがこだわりを主張し、それをフェイスブック…

『ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則』を読んで、ビジョンを本当に実現したいなら「こうなりたい」ではなく「こうならざるを得ない」ということ

『ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則』を読みました! ビジョナリーカンパニー1では後世に残る会社(ビジョナリー・カンパニー)の特徴が記されているのに対し、 ビジョナリーカンパニー2ではビジョナリーカンパニーになる前の、グッドからグレイトな…

『NEXTOKYO 「ポスト2020」の東京が世界で最も輝く都市に変わるために』を読んで、改めてポスト2020の世界について考えた

『NEXTOKYO 「ポスト2020」の東京が世界で最も輝く都市に変わるために』を読みました! 2017年に東京の街を今後どのようにデザインするのが良いかを記されている本で、 想像力を掻き立てられた一方で、 なかなか思うようにはいかないもどかしさを感じました…

今の日本のBSを改めて調べた

●令和3年国家予算 ・2021年度予算案の国の一般会計歳出歳入は106.6兆円 ┗歳出は社会保障35.8兆円(33.6%)、国債費23.8兆円(22.3%)、地方交付税交付金等15.9兆円(15%) ┗歳入は所得税18.7兆円(17.5%)、法人税9兆円(8.4%)、消費税20.3兆円(19%)、公…

『世界史を創ったビジネスモデル』と『孫正義 300年王国への野望』から長く続く組織のキーワードは多様性であり、予測を当てるのではなく対応することに意味がある

『世界史を創ったビジネスモデル』を読みました! ビジネスモデルといっても、お金の流れやステイクホルダーとの関係そのものというよりは、その根本にある共通点を導き出すことの重要性から、 ・500年続いたローマ帝国から「多様性の確保」と ・大航海時代…

『美学への招待』を読んで、美とは作り出すものではなく結果論であるということがわかった

同僚のデザイナーに紹介してもらった『美学への招待』を読みました! 藝術の本領が美にあり、その美は感性的に認識される この一文に全てが集約されていると思います。 美は作り出されるものというよりは、恵として与えられる」 と文中にもあるように、作者…

『四書五経入門』を読んで、人の使命はそのままの自分自身を捉え、全うすることだと思った話

スタートアップの経営陣が『大学』を読んでいるということを伺い、まずは『四書五経入門』を読みました! 四書:論語、孟子、大学、中庸 五経:書経、易経、礼記、詩経、春秋 それぞれどんな内容なのかを著者竹内照夫さんの目線で記されているのがこの『四書…

『最強のシナリオプランニング: 変化に対する感度と柔軟性を高める「未来の可視化」』から、環境分析から未来の予測をすることの重要性を知る

『最強のシナリオプランニング: 変化に対する感度と柔軟性を高める「未来の可視化」』を読みました! これは2013年に出された本なので、 2011年の東日本大震災から2016年の電力小売自由化に向けて電力業界がどうなっていくのかといった話や、 2008年日本に上…

『人類とイノベーション: 世界は「自由」と「失敗」で進化する』を読んで、生産されたものを消費することへの違和感を抱く

『人類とイノベーション: 世界は「自由」と「失敗」で進化する』を読みました! これはTakramの田川さんが読まれたとtwitterで拝見したのをきっかけで読んでみることにしました。 エネルギー、公衆衛生、鉄道、食料、ローテク、通信とコンピュータ、先史時代…

『失敗を語ろう。「わからないことだらけ」を突き進んだ僕らが学んだこと』を読んで、スタートアップのリアルを知る

『失敗を語ろう。「わからないことだらけ」を突き進んだ僕らが学んだこと』を読みました! マネーフォワードの創業2012年は自分が大学院に進学した年で、 勝手ながら自分の社会人生活とマネーフォワードの成長を照らし合わせることができ、辻さんの本はより…

『禅と日本文化』を読んで、”そのまま”みることの重要性を学ぶ

『禅と日本文化』を読みました! これは昭和15年(1940年)鈴木大拙さんが外国人に禅を通して日本人についてを伝えるために書いた本で、 『そのまま あるがまま as it is 暮らしにお茶を』で紹介されていたことから読みました。 真珠湾攻撃が1941年なので戦争…

『私はいくら? あなたの価値はたったひとつの「数式」で決まる』を読んで、BS無形資産の内訳を考える

『私はいくら? あなたの価値はたったひとつの「数式」で決まる』を読みました! まずは共通知識として以下引用します。 <引用> ・「ファイナンスとはモノの価値を評価する方法」 「時価総額の高い企業には、ライバル企業より良い人材がそろっている」なぜ…

『RANGE(レンジ)知識の「幅」が最強の武器になる』を読んで、幅広く知識をつけて考えることの重要性を知る

『RANGE(レンジ)知識の「幅」が最強の武器になる』を読みました! さすが、幅の広さの重要性を示す本なだけあって、アスリートから研究者、ベンチャーキャピタリスト、ゴッホ、任天堂横井軍平など、 幅広い事例から幅の広い知識の重要性を示されていました。 …

『リーダーシップ論』を読んで、2年前からリーダーシップを体得していることに気づく

『リーダーシップ論』は2019年に読んだのですが、 そのときはリーダーってメンバーのための行動が多すぎて、一生懸命メンバーのことを思ってやった行動も抵抗されたりして、報われないなあ という印象が強かったですが、 今回読み直してポイントは以下2点だ…

『後世への最大遺物』を読んで、一人一人が一生懸命生きることの重要性を感じる

『後世への最大遺物』は明治27年にキリスト教徒第六夏期学校での内村鑑三の講和が記された本で、今読んでも素晴らしい内容ですが、 『デンマルク国の話』もすごくよかったです。 今、ここにあるものに目を向けて、 一人一人が一生懸命生きることそのものが後…

『幻の総合商社 鈴木商店―創造的経営者の栄光と挫折』から、後世に残る会社を作ることの意義を感じた話

『幻の総合商社 鈴木商店―創造的経営者の栄光と挫折』 を読みました! これは軽工業から重化学工業へと移り変わった明治から大正にかけて、 短期間で三井物産の年商を超え、そして倒産した鈴木商店ならびに番頭金子直吉さんの話です。(1989年初版) 日商岩井…

『取材・執筆・推敲 書く人の教科書』を読んで、「自分のことばで考える」ことに納得した話

『取材・執筆・推敲 書く人の教科書』を読みました! これは『嫌われる勇気』や『20歳の自分に受けさせたい文章講義』の著者、古賀さんの本で、 ページも長いですが、それ以上にライターじゃなくてもためになることが満載でした。 この本を読んで、 私が社会…

『DXの思考法 日本経済復活への最強戦略』とテクノロジー権威者の話から、鍵は<アーキテクチャ>と<抽象化>にある

『DXの思考法 日本経済復活への最強戦略』を読みました! これは、1985年東大卒業後、2020年まで通産省にいらっしゃった西山さんの本で、 デジタルの歴史からネットフリックスといった企業の事例まで、いろんな角度からDXの”構造”を理解できる本でした。面白…

『最高の結果を出すKPIマネジメント』を読んで、KPIはシンプルに、CSFにはらしさをいれる

『最高の結果を出すKPIマネジメント』を読みました! すごく読みやすい本で、なるほどなーと思うのですが、 だからこそ、この本を読んで、今自分が関わっている仕事に置き換えないと流し読みして終わってしまうなと思いました。 -----以下メモ----- >KPIと…

『ヒトデはクモよりなぜ強い』を読んで、変えてもいいことダメなことについて考えた

『ヒトデはクモよりなぜ強い』を読みました! ほとんど見たままのクモに対し、 ヒトデには頭がなく、主な器官は腕の部分に複製され、腕を切り離すと新しい腕が生えることから、 ・中央集権的な組織をクモ ・分権的な組織をヒトデ に擬えて様々な企業の対比が…

『ウィニングカルチャー 勝ちぐせのある人と組織のつくり方』を読んで、仲間のプロデュースについて学ぶ

『ウィニングカルチャー 勝ちぐせのある人と組織のつくり方』 を読みました! 大きなポイントは、組織文化を変えるには無意識の領域に踏み込んで目に見えない価値観を意識し、言葉にして表出させ、新たに認識した組織文化を再び無意識の領域に落とし込む作業…

『そのまま あるがまま as it is 暮らしにお茶を』を読んで、今ここに在るものに目を向けることの大切さを学ぶ

『そのまま あるがまま as it is 暮らしにお茶を』 を読みました! (Facebookフォローさせていただいている)YeLL篠田さんが妹さんの本だとお薦めされていた本で、 あまり馴染みがなくそれであるが故に敬遠されがちであった茶室や茶道について、 4名の方との…

『未来を実装する――テクノロジーで社会を変革する4つの原則』を読んで、倫理とガバナンスの重要性を感じた

『未来を実装する――テクノロジーで社会を変革する4つの原則』を読みました。 テクノロジーの社会実装とは、テクノロジーの力によって社会を変えようとする営みであると同時に、社会の仕組みを変えることによってテクノロジーが活用される社会を作り出す営み…

『コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった 』を読んで、イノベーションの浸透について考えた

ひろゆきの『叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」』の中でお勧めされていた、 『コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった 』を読みました! 前半は海運業の改革を起こしたマルコム・マクリーンの話だったり、沖仲仕(船から荷物を荷揚…

『ビジョナリーカンパニー 時代を超える生存の原則』を読んで、自分の基本理念の言語化をしようと思った話

『ビジョナリーカンパニー 時代を超える生存の原則』を読みました。 同じくらい成功している会社の中でも、 後世に残る会社(ビジョナリー・カンパニー)とそうじゃない会社を比較し、 ビジョナリー・カンパニーの特徴を抽出されていて研究の手法としても勉…

『恐れのない組織――「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす』を読んで、心理的安全性は不確実性の高い組織で成果を出すための一要因だと思った話

『恐れのない組織――「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす』 を読みました! フィアレス(不安も恐れもない)組織とは、知識集約的な世界にあって、対人関係の不安を最小限に抑え、チームや組織のパフォーマンスを最大にできる組織のことで…