『Who You Are(フーユーアー)君の真の言葉と行動こそが困難を生き抜くチームをつくる』を読んで、文化について考えた。

『Who You Are(フーユーアー)君の真の言葉と行動こそが困難を生き抜くチームをつくる』
を読みました。

Who You Are(フーユーアー)君の真の言葉と行動こそが困難を生き抜くチームをつくる

 

リーダーとして文化をどう作るのか、というところに重きは置かれているものの、
フォロワーとしてリーダーがどう意思決定し、行動し、それが文化になっているのか理解することも、文化につながっていくのではないか、と思います。

●文化とは
・誰も見ていないときにどう行動するかが、企業文化なのだ
・今やっていることをもっとうまくやる助けにはなっても、戦略を立て直したり、強力なライバルを倒したりする助けにはならない
・リーダーである限りは、たまたま取った行動が文化になる
・長年のさまざまな行動が積み重なるうちに自然にできあがる決まりごと
・文化は行動の積み重ね

と記されているように、特効薬みたいに劇的に何かよくなるものや100点取れるTipsではなく、“そこにあるもの”なんだと思います。
”そこにある“からといって、放置したり蔑ろにすれば傷つくし、意図しない方へと変化するので、
“ありたい姿”へ思考と行動をコントロールしていくことが重要なんだと思います。

●題名にもある「WHO YOU ARE」について

「あなたの本質はあなたがそこのいないときに人々があなたについて話していること」

とあるように、自分が思う自分と、他者が思う自分は異なることは往々にしてあり、
“自分がありたい自分でいる”
というのは素晴らしいものの、会社に所属して評価される立場の人は
“自分は他者にどう思われたいか”、“どういうポジショニングをとるのか”
ということは意識せざるを得ないと思います。

また、

「そこで働いたときにどんな気分になったや、そこで働いた自分がどんな人間になったかはいつまでも残る」

からこそ、
“自分が楽しい・今が楽しい”だけではなく、
“この組織を将来的にどうするか”という、
“三人称の未来志向”ができるといいなと思います。

この本の武士やチンギス・ハン話、先週の人工知能の話、先々週のトヨトミの話から、
家系図のプライドから派生して、
血のつながりはないけど“血のつながり以上のつながりへのプライド”みたいなものは存在し、
そこに対する重要度は増すのではないかと思っています。