『ウィニングカルチャー 勝ちぐせのある人と組織のつくり方』を読んで、仲間のプロデュースについて学ぶ

『ウィニングカルチャー 勝ちぐせのある人と組織のつくり方』
を読みました!

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大きなポイントは、組織文化を変えるには無意識の領域に踏み込んで目に見えない価値観を意識し、言葉にして表出させ、新たに認識した組織文化を再び無意識の領域に落とし込む作業が必要だということでした 
freee、DeNAベイスターズタカノフーズで実際に中竹さんがどんなワークショップをされたのか事例とともに、
組織文化に気づいて、組織がどう変化していったのか、が記されていました。
 
なかでも、
「さらけ出す」
ということについて、ここ1ヶ月納得いってなかったことがありましたが、
以下文章から、自分が何にモヤモヤしていたのかがわかりました。
 

弱い部分や傷つきやすい部分、最もデリケートなところは本来、人に見せたくない部分です。しかし、それをあえて他者に見せるのがさらけ出しです。

 

ストレスの発散や愚痴を言うのではなく、仲間や組織の成長のために勇気を出して弱さを見せること。仲間や組織のための感情の発露でなければ、さらけ出しは有効ではありません。
 
さらけ出すとか、本音で話すということは、
“〇〇さんに対してこうしてほしい、こう思っている”
ということを伝えるのではなく、
“自分は何が好きで、何が嫌いで、苦手は何で、得意は何だ”を伝えること
だと私は思います。
 
仮に、他者について自分が思っている本音を話すとしても、
それを話すことでよりチームとしての凝集性が高まるのか、チーム力を高めるために他者の問題点を指摘するのと、何も考えずに指摘をするのとではその後の行動に差が出ると思います。
また、自分はチーム力が高まると思って話しているとしても、相手に伝わっていない可能性もありますし、
役職が異なるのであればより心理的安全性は一定構築しないと、言われた方はただ単に傷ついて終わるなと思います。
 
 
そして、
“自分は何が好きで、何が嫌いで、苦手は何で、得意は何だ”
と、自分自身についてさらけ出すことで、
“〇〇さんのタイプはこうだから、この部分はフォローする”
とか、
“〇〇さんはこれが得意だし、やりたいって言ってたから任せよう”
と、いった形で仲間のプロデュースが可能になる
のではないでしょうか。