『大局観ー自分と闘って負けない心』を読んで、大局観には知恵が鍵になっていると気づく

『大局観ー自分と闘って負けない心』を読みました。

 

これは石川さんの『フルライフ』にて紹介されていた本で、

 

mai14.hatenablog.com

 

大局観について
石川さんは

「具体と抽象の往復」

と説明をされていて、

羽生さんは

・具体的な手順で考えるのではなく、大局に立って考えること
・全体を見渡す、上空から眺めて全体像がどうなっているかを見ること
・「終わりの局面」をイメージする。最終的に「こうなるのではないか」という仮説を作り、そこに「論理を合わせていく」ということ

と示されていました。

 

大局観そのものについてはモヤとっ感は残っているものの、
たくさんの情報から知識を蓄え、その知識をもとに知恵に転換することが大局観を養う上でも重要なのではないか、と思います。

 

インターネットですぐ検索して解を見いだせる時代において、

「選んでいるのと同時に、たくさんのことを排除していて、ユニークなこと、変わったことを考えたり、試したりする機会が減ってしまう」


と記されているように、私たちは選んでいるようで選ばされていることに気づくべきなんだと思います。

 

また情報に対して


「情報や知識は食材のようなもの、生で消費をすることもできるし、加工されているものも消費できる。そして、その食材を使って新たな料理を作ることもできる。」

「情報化社会を上手に生き抜いてゆく方法は、供給サイドに軸足を置くことだと思う。」

「ずっと情報ばかり食べていると、ふと気がついた時、“情報メタボ”になっている可能性があるのだ。」

 

という考え方はすごく納得感がありました。

 

その上で、知識から知恵として体得し、それをアウトプットする人と、しない人と、できない人の差はなんでしょうね。

 

頭の片隅に置いて、宿題とします。