『インスタグラム:野望の果ての真実』を読んで、わからないからこそ理解する努力をする、そして最終責任をとることの重要性を感じる

『インスタグラム:野望の果ての真実』を読みました!

f:id:mai14:20211017185248p:plain

インスタグラムの本なのでややインスタグラムに寄った話ですが、
これだけ価値観が違う(むしろ真逆)チームが同じ企業体としてやれてきたのは、
インスタグラムがこだわりを主張し、それをフェイスブックが許容してきたからだと思います。
正直フェイスブックとインスタグラムは用途が全然違うので無理やりつなげる必要性ってないんじゃないかと素人目に見ても思いますが、
マーク・ザッカーバーグだったらインスタグラムとフェイスブックを同列に考えることより、
フェイスブックを軸にしてそのシナジーをグループ各社がどう生み出していくかを考えるかもしれないなと思いました。
———————————
●創業時のサービス
今いる場所やこれから行こうとする場所を書けば友だちが合流でき、出かける回数が多いほどご褒美がもらえる「バーブン」
このバーブンの人気の側面プランズ、写真、バーチャルご褒美の中でだれにとっても便利な機能として写真に絞ってリリースされたのが「インスタグラム」
●インスタグラムの変遷
2010年10月:インスタグラムはリリース
2012年:Facebookに10億ドルで買収(Facebookはその年に評価額1000億ドルで上場)(当時インスタグラムは社員13人、創業者2人とメンバー3名のみしかキャピタルゲインを得られなかった)
2018年:ユーザー10億突破
2018年9月:創業者シストラムとクーリガー退任
フェイスブックとインスタグラムの違い
・新たなことに興味を持ってもらおうとするのがインスタグラムで、人々が欲しいと思っているものをデータで解き明かし、それをどんどん提供するのがフェイスブック
フェイスブックはあらゆることをデータから導くが、インスタグラムは、社員の個人的な好みでキュレーションしている
フェイスブックは、なるべく多くのユーザーにとって問題が解決される技術的な仕組みを作ろうとするが、インスタグラムは、もっと創造的で、人間関係のなかで問題を解決しようとする
———————————
これらを踏まえて、
起業したことない人に起業家の気持ちはどこまでいってもわからないですし、
起業したことないくせにって思われるし、自分で思うこともあります。
でも、
わからないから仕方ないと思考を止めるのではなく、
わからないからこそ理解する努力をする。
さらに、
理解する努力をすることは大事だけど相手からすると努力しようがしまいが知らんって感じなので、
すべてひっくるめて自分がみる、と言えるかどうかが実は大事なのかもしれないと思います。