『「ついやってしまう」体験のつくりかた』を読んで、自分の仕事と「あなたの番です」の素晴らしさに気づく

今週は『「ついやってしまう」体験のつくりかた』を読みました。
 
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これはwiiエバンジェリストだった玉樹さんが書かれた本で、
スーパーマリオは一番最初に絵だけでゲームのルールである”右に移動する”を示し、
そのためにマリオはこっちを向いているけど帽子のつばが右を向いていたり、
山を置くことで奥行きがないようにしたり、クリボーが跡形もなく消えるようになっていたり、
重要な局面でもルール(右に移動する)を徹底すればクリアできるようになっていて、
「右に行けばいいのか」と仮説を立て(仮説)→実際に右に行くと(試行)→できる(歓喜)を繰り返すということで、自発的に学んだことは一生否定できないほどに深く信じることができることを利用しているようでした。
 
 
ゲーム要素(仮説、試行、歓喜)を私たちの仕事でイメージすると、スカウトがまさにそうだと思いました。
こうすれば返事来るんじゃないかと仮説を立て、実際に打ってみて、返って来る。
でも、現実はそう簡単にいかないですよね。
 
それはマリオの例から、ゲームのルールを定めてなかったから、というのも理由の一つなんじゃないかとハッとしました。
 
何をゲームのルールとするか、そこを定めることで、そのあとの仮説、試行、歓喜も変わるんではないでしょうか。
ここに仕事の面白さがあると思います。
ゲームルールの定義が変われば勝ち方も変わる。
ルールをうまく設定することで自分の仕事に対する楽しみ方も変わるし、その会社ごとにルールは違うので、どんなルールで戦うのか、それをみてみると面白いんじゃないかと思います。
 
 
でも、自分の思い通りに仮説を立てたことがいつもうまく進むと人間は飽きてしまうので、
ゲームの場合はうまく日常的にはタブーだと思われる要素を盛り込むそうです。
 
 
ここを読んでいると、ふと「あなたの番です」を思い出しました。
(これはみてた人にしか伝わらないですが)
最初は交換殺人ゲームをしようということで、みんな殺したい人の名前を書いた紙を交換しあい、第一章は毎週誰かが殺されていました。
私は第一章の2、3話みてると飽きてきてしまったものの、そういえば思い返すと毎週誰かが殺される一方で、
主人公の田中圭原田知世がラブラブなシーンとかあって、ドラクエでいう”ぱふぱふ”みたいなシーンだったのかなと思いました。
 
また、原田知世が最終話で殺されてからは物語が一変し、誰が殺したのか謎解きをしていくようになることで、私を含め殺人に飽きていた視聴者が戻ってきて、一緒に予想し、放送の次の日のTwitterはトレンド入りするほどの盛り上がりをみせていました。
 
犯人も最初から決まっているのではなく、怪しい人を何人か用意し、それぞれ伏線が張られることで途中まで誰が犯人なのかわからなくして、最終局面では西野七瀬だという匂わせとともに伏線を回収されていくように物語が移行していて、
この本で書かれている「翻弄→成長→意志」に当てはめて考えるとめちゃくちゃ面白いと思いました。
 
ここから学んだことは、ちょっとしたことも見方を変えればフレームワークに当てはめられるし、だからといって人生はフレームワークに当てはめられないからこそ面白いんだと思います。
 
 
さらに、今日はF社にいるSさん主催の何者かになる朝活にて学んだことも共有します!
 
・信頼関係があると内面的な印象が想起されるが、初対面や信頼関係がまだない場合には受け取り側の印象によるのでハードの部分が印象として想起されやすい
SNS活用でも相手を意識することで印象が変わる
┗”自分はこう魅せたい”という意志ある活用も大事だと思いますが、”相手(私たちが意識するのはスタートアップス=進化の中心にいることを選択した挑戦者)にどう魅せたい”をちょっと意識するだけでも印象は随分変わるんだということがわかりました
 
・”相手にどう魅せるのか”3つのタグ:職業・社会的地位×好き・得意(鋭角な方がいい)×他人からの印象

 

最近、人生初の管理者となり下からの突き上げと上からのプレッシャーで心身ともに滅入ってしまい、会社にいても苦しくて泣きたくなるようになりました。
「初めての管理者 乗り越え方」って検索してみんなどうやって心身のバランスを保っているのかを調べるほどになりました。
 
この話の詳細はスタートアップ成長記録で記すとして、
毎週、週報を書いているのですが当然そこで弱音は吐けないので私からみんなに以下のようなメッセージを送りました。
 
GMに対する意見を上下から聞きますが、「伝え方」をお互いに意識してみませんか?
できてないことがありすぎて、むしろできていること探す方が難しくて
全部のご意見は否定しようがない正論ですし、壮大なビジョンを掲げたチームのGMともなれば求められることが高いのは当然なのですが、
「〇〇ができていない」「もっとこうしてほしい」
と矢印を一方向に向けるのではなく、
「〇〇ができていない」「もっとこうしてほしい」から、一緒に「〇〇をしませんか」もいれてもらえるとお互いに気持ちの良いコミュニケーションになるんじゃないかなと思います。
そんなぬるいこと言ってんじゃねえ、結果をだしてなんぼだというのは理解していますし、
この人数で言いたいこと直接言えないのってどうなの、と私も思います。
だからこそ、”対話”していけたら嬉しいです。

 自分が一番かけられたい言葉は、批判でもアドバイスでもなく、ただ「よくやってるよ」という言葉なのかもしれません。

 

ということで、この三連休も本を読んで来週また全速力で走りたいと思います。